「もーつかれたー」
末澤「だろーね、はよ寝ろ」
「歯磨いてくるからソファに毛布おいといて」
末澤「え、ソファなん?」
「うん?」
末澤「一緒に寝るのかと思ってた、まーなんせベッドデカいし」()
「ベッドでかいんやったら一緒でえーや」()
よくわかんないけど、一緒に寝ます
もう1回言っとくよ?
今日振られた人よ?
「こっち側がいい」
末澤「いいよ、今日ちょうど洗濯したんだ」
「すご、さすがやな」
末澤「笑」
「おやすみ」
末澤「おやすみ」
とは言ったものの、すぐ寝れるわけなんてないわけで
スマホいじってたら隣(ちょっと離れてるけど)は寝てる
隣にいるのは末澤誠也
西畑大吾じゃない
って考えるとなんか寂しいなぁ
もともと振られる予定なんてなかったはずなのにな。
大吾に会いたいな。
今日会ってたけど。
寝る前のトランプとか
お話とか
大吾じゃないと。
って、振られた身に言えることじゃないか笑
なんて考えてると
頬の方を暖かいなにがが流れる
あれ、泣いてる?
もうここまで来たら笑うしかない
「ばかだなぁ、うちは。」
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。