それについては僕から話そう。
っ、あの時の!
アンリが所属しているのは『カナリア』という組織だ。
『カナリア』....って、あの『カナリア計画』の?
ああ。
『カナリア計画』ってたしか才能ある子供を集め、英才教育を施し、未来の日本を支えていくという計画でしたっけ。
でもそれってたしか安全性が保証できないからって中止になったんじゃ.....
表向きではそうなっているだけだ。
‐
カナリア計画は
まだ中止になんてなってはいなかった。
国の重鎮と組んで、
裏で密かに実験を繰り返しらしい。
.......中には精神を
破壊された人もいるとか。
・・・。
.......アンリは、そこで何をしてるの?
『実験体としての自分の体の提供』
そうすると妹の手術費っていうのも
その実験で得た報酬で払おうとしてるのか。
ああ。
おそらく組織への加入も
脅されたのではなく、
自ら売り込んだ可能性が高いだろう。
ということは
アンリは妹の手術費のために
自ら組織に加入したっちゅうことか?
それが本当なら、
僕たちで助けてあげられるんじゃないんですか??
アイツが道を外したとしても、
助けられるんじゃないんスか??
は??
みんな久しぶり!!
本当に久しぶりですね。
いや、溜めてた宿題が終わんなかったのよ。
まず溜めるな。
はい、すんません。
もうすぐ50話にいきます!
ここまで書いてこれたのも、
読んでくれている皆様のお陰です!!
引き続き、応援よろしくお願いします!!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!