your side
廉は私を引き寄せて抱きしめた。
火照っていた身体を重ねると、廉の体温も同じぐらいで、まるで2人の身体が溶け合って一つになるような感覚を味わう。
ソープで背中を優しく撫でられる。それと同時に首筋に舌をなぞらせて耳元にキスを落とす。
廉の荒い息遣いがダイレクトに伝わって、私の身体を震わせる。
廉は少し身体を離して、私の胸をいやらしく撫でる。
私の膨らみを両手で下から上へと持ち上げては尖端を摘んで少し強めの刺激を送り込まれて、
と悩ましい声をあげてしまう。
廉は私から目を逸らさないでそのまま刺激を送り続ける。
感じ過ぎてしまった私は、腰に力が入らなくなり、少しふらつくと、廉が腰をぐっと引き寄せて私の身体を支えてくれた。
密着しながら深いキスをする。貪るようなそのキスは、お互いが息をするのも忘れるほどで、一心不乱で彼の舌を追いかける。
ワイルドな快感に、、、、廉に、、、、、支配されていく。
まるで悪い病気にでも蝕まれて行くような、そんな感覚。
とムズムズする腰を揺らしてしまう。
廉が私から離れてバスタブに腰掛けて、右腕を出す。
それが何を意味するか分からなかった私は、
と聞くと
またがるって、、、、と躊躇する私。
廉は自分の腕にボディソープを垂らして私を呼ぶ。
廉の方を向いて恐る恐るまたがると、
と言って、自分の腕を私の秘部に押し付けた。
それだけでも感じてしまう私は
と声をあげてしまう。
そう言われ、私はゆっくりと自分の秘部を彼の腕に押しつけて腰を前後に動かし始めた。
痺れるような快感が私を襲い、何も考えられなくなる。
あまりの気持ちよさに、動きを止めることができない。
ぐちゅ、、、ぐちゃ、、、ずりゅ、、、
恥ずかし過ぎた私は思わず廉の口を塞いだが、廉はすぐに私の手を掴み、中指と人差し指を舐め始めた。
廉に支配されてしまった身体は、もはや自分のものではなくなったようで、私の意思ではもうコントロール不可能だ。
ずりっ、、、ずりゅ、、、ずちゃっ、、
感電したかのような快感と、痙攣が止まらない。
肩で息をする私を彼が優しく包み込んで頭を撫でて、優しくシャワーで泡を落としてくれた。
そう言って私の手を引き湯船に入る。廉が後ろから私を包み込んでリラックスしながら外の夜景を楽しんだ。
胸元を軽くパンチしようと思って廉の方を向くと、廉は私の拳を捕まえて、そのまま引き寄せられた。
お互いどちらともなくキスをする。甘い、、甘いキス。
なんだか照れ臭くて、下を向いてしまう。
やっぱりまだ恥ずかしくて、、、私は廉の首のあたりに顔をうずめた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!