side R
お風呂に上がり、再びまったりする。
まだ少し酔いが残っているあなたは、行動ひとつひとつがふにゃふにゃしていて、いつもより女の子っぽくて可愛いし色っぽい。
いつもはもっとサバサバしてるし、チャキチャキ何でもこなしてしまうタイプ。そんな男勝りなとこも大好きやけど、ふにゃふにゃしているあなたもめっちゃかわいい。
この年に何回かしかないような機会を逃したくないと思った俺は、あなたに
とさらにワインをすすめる。
どうしても飲んでほしかった俺は
そう言いながらワインを口に含み、彼女の唇を塞いだ。
ゴク、、、ン
あなたがキョトンとして俺の方を見る。
ケラケラと笑いながら手をブンブンしているあなた。真剣に聞いてほしくて、あなたをベッドに押し倒す。
そして彼女の両手を押さえ、無理やりキス。
深いキスにあなたが、息をしようともがいてるけど離してあげない。
はだけたバスローブが色っぽい。。。
ようやく俺から解放されたあなたは、肩で息をしながらも口を尖らせて
あなたはほっぺを膨らまして俺を睨む。
右手で優しくほっぺの風船をつぶした俺は
そう言うと、ようやくあなたも分かってくれたようで
と恥ずかしそうに微笑んだ。
といいつつ再びワインをあなたに口移しする。
従順にそれを受け入れたあなたは
ゴクン、、、とワインを飲み干した後、俺を指差して
そう言いながら、彼女の頭を撫でると、急にセクシーモードに入ったあなたが、俺を見つめる。
はだけたままのバスローブ。
まだ乾き切っていない髪。
火照った身体と濡れた瞳。
あなたの事はもう100%知り尽くしていると自負してたのに、、、、、どうやらそうではなかったらしい。
こんなん、、、普段紫耀にもこんな姿見せてんのかな、、、、?
紫耀はあなたの全てを知ってるんかな?
急に訪れた不安感と独占欲。
あなたの全てを見せてほしい。
今まで誰も見たことがないあなたの表情を探求したい。。。
そう思った俺は
と呟き、再びワインをを口に入れて彼女に飲ませた。
さっきよりも口移しの量が多かったために、少量のワインがあなたの口から流れ落ちて、バスローブに染みができた。
そう言いながら、あなたの口元に残るワインをぬぐい取り、染みができたところを指でなぞると、ちょうどそれが彼女膨らみの先端を刺激したようで、彼女が切ない声を出す。
彼女のバスローブの中に手をしのばせる。
熱を帯びて少し湿ったあなたの身体はとても妖艶で、やっぱり俺はその甘い沼にハマってしまう。
膨らみの先端を直接刺激してみたら、
それから、俺達は疲れ果てて眠りにつくまで何回も身体を重ねた。
どちらが先に眠りについたのかは覚えていないほど必死でお互いを求め合った。
いつもと違う場所だということもあってか(酔っているからか)あなたはいつもより解放的で、すごくセクシーで可愛かった。
思いつきで実行したホテル滞在だったけど、あなたを完全に独り占めできたという点では本当に良かった。
チェックアウト前にウェイクアップコールで起こされる。
あまり寝ていない俺達は激しい頭痛プラス腰痛で(あなたはお腹がジンジンするらしい)、回復するのに半日を費やすことになった。
こんな痛みでさえ愛おしいと思ってしまうなんて、、、俺は完全にあなたの沼に奥深くハマってしまっている証拠やろう。
家に着いてから、
と俺の肩をバシっと叩いたあなただったけど、まんざらでもなさそうな照れ顔を見て俺はニヤけてしまった。
ただ、嫉妬に狂った紫耀が少し怖かったけど。そこはあなたがなんとか収めてくれた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。