第7話

side Y
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2020/08/15 05:42
Your side

あなた
うーん。。。
なんだかとても息苦しいし身動きが取れない。

恐る恐る目を開けると、目の前は真っ暗。

あれ、私どうしたんだっけ!?


なんだこれ!!!?


ちょっと待って、私誰かに抱きしめられてる!!しかも後ろからも誰かにホールドされてる!!


取りあえず起こさないよう4本の腕をゆっくり一本ずつ解いていき、ようやくベッドからエスケープ。

改めて見るとどうやら私、紫耀くんの胸の中で眠り、しかも後ろからは廉くんに抱きしめられてたっぽい。。。


これは非常にまずい。マネージャー失格だ、と愕然とする。


周りを見ると見覚えのある景色ではあるが私の寝室ではないことは明らかだった。


平野さんの家だ。


少年達はと言うと、私の心配をよそに爆睡中だ。

ちょっと待って、一旦冷静になろう。あれからどうしたんだっけ?


何回考えても思い出せない。


まぁきっと私が寝ちゃって家も知らないからそのまま連れて来られたってとこか。


服もちゃんと着てるし、うん。大丈夫!変な事には絶対なってない!

しかも私の最後にある記憶ではあの2人も酔っ払ってたからきっと覚えてないよね、とスーパーポジティブシンキング。


そうと確定すればあとは逃げるのみw


気づかれないように忍び足で紫耀くんの家を後にする。

ただ今3:30AM。明日は知らないふりを決め込もう。

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