第34話

side S - 夜明け前 -
486
2020/08/19 15:29
side S


俺の全てを受け入れてほしくて、あなたに俺の唾液や精汁を飲ませた。


彼女に対して強い独占欲が芽生えていたことに自分でも驚いた。



今まで誰かに対してこんな風に感じたことなんかなかったのに。


不思議な感覚に包まれながら彼女ともう一度唇を重ねる。あなたは少し戸惑って

あなた
んんっ、、、いいの?、、、、今、飲んだばっかりだよ?
と俺に気を遣う。
そんなこと気にしない
と返し、貪るようなディープキスを続けた。その時にはもう既に俺の分身は元の元気を取り戻していた。


あなたのパジャマを脱がそうとすると
あなた
ら、ランプ、、、、消して?恥ずかしいよ
と健気にお願いする。
やだ。今日はお仕置きって言ったよね?
あなた
えっ、、、あぁっ
あなたの全部ちゃんと見たい。
そう返してあなたのパジャマを剥ぎ取る。


下着だけになったあなたはとても艶っぽくて、小刻みに震えていた。


溢れる独占欲を抑えられない俺は色々彼女に命令した。
下着、全部取って
あなた
ぇぇ、、、、ぁぁ、、、うん。
あなたはよっぽど恥ずかしいのか目を瞑りながらブラを外し下の方も躊躇いながら脱いだ。
足、広げて。
あなた
やだっそれはさすがに、、、
広げて
あなたを遮るように命令する。するとあなたは手で秘部を隠しながら足をM字に開いた。
隠したら見えないじゃん。手、邪魔。
それでもあなたは手を退けることにかなりの抵抗があるようだった。
手、邪魔
あなたは首を横に振る。

2度目の命令も受け入れられず、イラついた俺は、近くにあったタオルであなたの両手を縛った。あなたは
あなた
ぁぁぁあ、っうっ
と絶望感に満ちた声で喘いだ。

俺は胸の膨らみを荒々しく触りながら自身をあなたの秘部に擦り付けた。


ズリュッ、、、ズリュッツ


敏感な突起が大きく腫れているのを感じ、わざとそこに当たるように擦り付ける。
あなた
あぁぁぁぁっく、、、、もう、、、ダメッ
彼女は綺麗なアーチを作りながら果てていった。


俺もさすがに我慢できなくなってあなたの中に身を沈める。


いったばかりの彼女の秘口はいつもより収縮していて俺をすごい力で締め付ける。
あなた
ぁぁぁっ、、、、紫耀、、、もうっやだぁ、、、はぁはぁっ、、、
はぁはぁっ、、、くっっ、、、あなた、、、すげーな、、、中、、、うねってる
いつものあの溶けるような快感をゆっくりと味わうために出し入れするスピードを少し落とす。
あっっっぁぁ〜、、、、あなた、、、俺ダメだ。もう、あなたとしかできないっ、、、気持ち良すぎっっ
あなたは言葉も返す余裕すらないみたいで、ただただ喘ぎ狂っていた。

スピードをもう一度上げて一心不乱で突き上げる。
はぁはぁっ、、、、あなた、、、、一緒にいこう、、、
あなた
はい、、、、、ぁぁぁぁっ、、もう、、
あなた
紫耀、、、来て、、、あなたの、、、はぁはぁ全てが、、、、欲しいっのっ
わぁぁっ、、、、くっ、、、、はぁはぁ
果てた後、俺は彼女に覆いかぶさって、何度も角度を変えてキスをした。


俺の唾液だらけになったあなたの唇を見てようやく俺は満足した。


ベッドにもたれかかりながら2人で少し話をする。


充実したセックスの締めとして俺はタバコに火をつけた。


今日はあなたからたくさん愛を感じることができた俺はいつになく素直だ。
あなた、俺のものになってくれる?
でも、あなたは違った。きっと俺の記憶がないと思っているからだろう。
あなた
ふふふ。そうなったら、ダメなんじゃない?
なんで!?
あなた
だって私、紫耀のマネージャーなんだよ。普通だったらクビでしょ。しかも明日になったら全部忘れるんでしょ?私、シラフの紫耀にこの関係説明できると思えないよ。
俺は何も言い返せない。
あなた
この関係は紫耀が酔っ払っている時限定なんだよ。
あなたは俺からタバコを奪い、大きく吸い込み、ふーっと煙を遠くに飛ばした。
タバコ、、吸うんだ
あなた
そりゃ、いい大人だからね。吸ってたこともあったりなかったり。
と悲しそうに笑った。

あなたはおもむろにトレンチコートをパジャマの上に羽織り
あなた
夜が明ける前には帰らなきゃ。紫耀の記憶がなくなる前に居なくならなきゃ、説明つかないでしょ。
待てよっ
俺はあなたの腕を掴んでどうにか引き留めようとする。

あなたはそれを静かに振りほどき、
あなた
紫耀、、、、何も知らない共犯者のままでいた方が賢明だよ。
そう言って、何も言えない俺を置いてマンションを後にした。

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