your side
ふぅ、、、今日はようやく木曜日。
そう。今日は自分のベッドで寝れる日。
あの2人が勝手に決めた曜日割を文句も言わずに受け入れた私だったが、実際こんなにハードだとは思わなかったのが正直なところ。
若いってすごい、、、、30代の女の人の性欲も
すごいって聞くけど、、、、それにも勝る勢いですごい。
私このままセックス依存症とかにならないよね?!と不安に思う。
お風呂に入って寝る用意をしてベッドに沈みこむ。
ベッドに入ってから15分足らず。私は早くもうとうとし始めていた。
半分夢を見るような感覚でうとうとしていると、突然誰かに後ろから抱きしめられた。
それと同時に、もう1人は前から私にキスを落とす。
パチ
電気をつけるとそこには残念そうな2人がいた。
とついつい2人を甘やかしてしまう。と、言いつつもなんだか微笑ましい。私は2人を寝かしつけるように頭や肩を撫でてあげる。
2人の満足そうに目を閉じている姿が、とても愛おしい。
なんだかんだ文句を言っていた私もその日はぐっすり眠れたので、3人で寝るのも悪くないなと思った。
2日後
仕事から帰ってきた私は夜ご飯を作る。
時間もないので簡単なものをとパスタにする。
私の『意識高い』いじりが2人にとっては楽しいみたいでこんな風によく私に長いカタカナ名を言わせたがる。
1人暮らしが長かった私。こんなしょうもない事でもみんなでワイワイ楽しめるなんてなんて幸せなんだと、誰かと暮らす幸福感を実感し始めていた。
夕食後
私がキッチンの片付けをしている間に2人はお風呂に入ったり、歯を磨いたり、寝る支度をしていたようだ。
さて私も寝る準備をしようと思い、歯磨きをしていると、
歯磨きを終え、廉の部屋に行く。
コンコン
ガチャ、、、
そこには私のCAの制服一式(靴とパンストまでセット)がベッドの上に置かれていた。
と上目遣いで頼んでくる。
廉が満足そうにニンマリする。
あぁ、もう恥ずかしいなぁ、、、。一度自分の部屋に行き一式着替える。
なんだかなぁ、、、。乗り気でないまま廉の部屋に向かおうと自分の部屋から出ると、廊下で紫耀に鉢合わせする。
頭を抱える。
じろじろ見られる。
その瞬間私は壁際に追いやられ、紫耀に壁ドンをされる。
紫耀は左手で私の顔に触れてキスを落とす。
結構深めのキスをされた私。
少し身体が熱くなったが、共有のスペースでは基本的にこういうエッチな事はしたくないので、顔が離れた瞬間に紫耀の唇に指を置いた。
と唸りながら、私の指をぱくっと咥える。
紫耀はとぼとぼ自分の部屋に帰って行った。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!