第7話

6.嗚咽
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2021/10/23 09:00
No side



しばらく沈黙が鏡の間に流れた後、 セバスチャンがあなたにそういえば、 と話しかける
セバスチャン
申し遅れましたが妹様。 ここに来る前に坊ちゃんから他にも伝言を預かってきました。 
あなた・ファントムハイヴ
そういうことがあるなら早くいいなさい… まったく… 
セバスチャン
申し訳ございません。
セバスチャン
伝言の内容ですが…
セバスチャンはあなたに、兄から預かった伝言を一つずつ聞いていった。
セバスチャン
まず、 私ではなく妹様のご意志なら学校に通うことを許可する、 とのことです。
セバスチャン
そして、 もし学校に通うのならこの手鏡を持ち歩け、 と。
そう言うとセバスチャンは、 あなたにコンパクトな手鏡を渡した。
あなた・ファントムハイヴ
手鏡… ? 
セバスチャン
なお、 通うことになった際にはいくつか注意点もあるそうです。
続けてセバスチャンは説明をする。
セバスチャン
1。 指定された場所から元いた場所に戻るには、 行ってから3日以内に元の場所に戻らなければならない。
セバスチャン
2 。 1に書かれた逆のこともあり。 元いた場所から指定された場所へ戻るには、 行ってから3日以内に元の場所に戻らなければならない。 
セバスチャン
3 。 指定された場所の空間にある、 ありとあらゆる二つの場所_元いた場所と指定された場所_に存在する指定された物を通ずることで二つの空間を行き来することができる。
セバスチャン
4 。 二つの空間に存在する指定された物が全て破壊された場合、 どちらの空間にも行くことが出来ずに指定された物の中に、 永久的に閉じ込められる。
セバスチャン
… と、 坊ちゃんから渡された書類にはそう書かれていました。
あなた・ファントムハイヴ
… すごい内容ね
そう思ったのはあなただけではない。
その場にいたセバスチャンを除いた全ての人間が、 あなた達の存在も、 セバスチャンが読み上げた書類の正体のことも、 全てが謎に包まれていた。
しかし、 その場の空気を遮るかのように一人の男が立ち上がった。
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僕もお前たちが何を言ってるのかわからないが、 この学園の清き聖典を穢したことは重大な規則ルール違反だ。 ご退室願おうか!!
赤髪の男が、 セバスチャンとあなたに向かって、 強い口調で発言した。
クロウリー
ちょっ… ローズハートくん !
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勝手な発言、 また大きな声で怒鳴ってしまったこと、 この場に相応しくない態度をとってしまったことは大いに反省しています。
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ですが、 あの二人の立場を考えてください。 どこから来たかもわからない、 身分もわからない者をこの場に居させることはよろしくないかと。
クロウリーがローズハートと呼ばれる男に止めをいれても、 構わずあなたたちの立場を批判し続ける。
しかし、 それに構うこともクロウリーには出来なかった。







クロウリー
彼女が泣いてしまっているのです! ローズハートくん!!
 



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