第8話

7.困惑
715
2021/11/24 22:45
Rosehearts side
初めに見た彼女は、 どこか壊れてしまいそうな雰囲気を纏っていた。
見るからに幼い少女だった。
僕だって、 怒鳴りたくて怒鳴ったわけではないけれど、 彼女の泣いている姿を見ていると、


後に罪悪感が湧いた。

あなた・ファントムハイヴ
うっ、 ひっぐ、 … グスッ
クロウリー
なっ、 泣かないでくださいっ!! っね!? 
セバスチャン
おや… どうなさいましたか? 妹様


慌ててふためく学園長も、 彼女の隣で驚いた顔をする高身長の男性も眼中にないくらいに、




.
っあ…





彼女の泣き顔が愛おしく見えてしまったのは勘違いだろうか。




あなた side

意図的ではない。
__  悲しかったのかもしれない。
自分でも分からなかった。 泣いていることに気づいたのは、 少し離れたところにいた学園長らしき人物の口から、 “泣いている” という言葉が発せられた時だった。
自分の頬を、 ボロボロと雫が流れていく感覚が、 意識するほど明確に確認できた。
それに、 さっき怒鳴ってた赤髪の人も泣いてる。
__ 私の泣き顔がそんなに変なのかしら。
セバスチャンも驚いた顔をしてるし。

どうしたらいいのか誰も分からない状況を壊したのは、 意外にも学園長だった。

クロウリー
と、 とにかく!! そんなにここに入りたいのなら、 もういっそのこと入ってください!!



… この人、 自分で何を言ってるのか分かってて言ってるの?
私が泣いただけで入学が決定だなんて…
周りの人もザワザワしだす。
… 当たり前よ。
.
!? 正気ですか、 学園長?! 
.
マジかよォ… 今年の問題児確定じゃねェか。 ククッ
.
ふふふ… あの生徒、 面白そうですねぇ…
.
おっ、 大胆な決断だな! クロウリーは優柔不断だと思ってたんだけどな〜
.
そう言う問題じゃないでしょ。 全く… あの人も、 自分が言ったこと分かってて言ってるのかしらね…
.
そ、 そういうのどうでもいいからさ… 拙者はそれより、 あのロリ… 女の子の顔が見たい… ブツブツ ()
.
くっくっく。 この娘を見せてやったら興味を持つじゃろうなぁ… 


各々に感想を述べていたが、 私の目に留まったのは、 さっきの赤髪の人が座っていた席の近くにいる6人の発言だった。
茶髪の男に、 メガネをかけた男、 ターバンを巻いた男、 美を際立たせている男、 ふよふよと浮くタブレットから聞こえる男の声、 それから黒髪にピンクのメッシュが入った髪の男。
それぞれが(いい意味でだけど)特徴的な性格や容姿をしている人たちは、 周りにいる生徒たちとは少し違う服装をしていた。


… って、違う違う。
こんなこと考えてる場合じゃない。
この状況をどうにかすべく私が考えた術は、 数少ないもので、 一番確実にできる(させる←)方法を見つけ出した。

それは__


あなた・ファントムハイヴ
なんとかして、 セバスチャン
セバスチャン
はぁ…御意、ご主人様イェス  マイロードニコッ


頼るのみ。 ()





お久しぶりです!


こっちもたまに更新してきます(*´-`)
てか見返してみて思ったんですけど…
…こんなに小さい女の子が、 こんなに語彙力発達してるってあり得るか?
って思いました(笑) ←
まぁ、 私の作品は、 あり得なくてもそれをあり得るようにできるシステムあるんで!(((
それを使って皆様に楽しんでいけるよう、 これからも頑張ります🌟

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