会社の入り口らへんに来た時、丁度遠くにテヒョンさんが見えた。
もう、会社に入ろうとしてるところだった。
やっぱり、会社の中でもダントツに目立つなあ、
と、ため息をつく。
ホント、この人の手にかかったらどんな世界のどんな男も一瞬で落ちるだろ。
国境とか全く関係ない美貌だ。
今、俺は猛烈に話しかけたい衝動があるけど、それを何とかギリギリで我慢してる。
だって、ここでいきなり話しかけても、どうせ良い印象は持たれない。
急いで失敗するより、絶対成功する未来をゆっくり作っていく方が良いよね。
う〜、でも話しかけたい〜〜、
あっ、
テヒョンさん、ハンカチ落とした・・・
拾おう(話そう)←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。