同僚「じゃあ、俺こっちだから。」
🐰「おう、じゃあな。」
アナウンスが流れ響く中で俺たちは背を向けて歩き出した。
良い一日だった気がする。
ふと、突然言いたくなった。
人もまばらでもう少しで電車が前を通って当然かき消されるであろうその言葉を、
言いたくなった。
『ゴオォォォ』
と、音を立てて列車がホームを通り過ぎようとしている今
🐰「テヒョンさん、好きです。」
『ブワっ』
と、一瞬大きな風邪が入った気がして、
ほんの少し目を瞑ったらもうその風邪は後形もなく消えていた。
きっと、この恋は実る。
きっと、二人で幸せな日々を遅れる。
この時の俺は、確信に満ちていた。
テヒョンさんの長年の親友に嫉妬したことも、
先輩たちに仕事を押し付けられたことも、
気にはならない。
今日と言う名の天使君。
おやすみ
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天使とは、グクにとってテヒョンさんであり、今日一日であり、
私にとっては、この作品を呼んでくださる全ての皆さんです!!
これからも、図々しいですが・・・私の天使でいて下さい!!!
明日、期末試験二日目なんだ、・・・助けて???
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!