第44話

第四十三話☆
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2020/08/05 03:38
俺は何を言っても反応しないテヒョ二ヒョンにムカついて、

思い切り顎を引っ張って強引にこちらを向かせる。




🐯「っあっ、」

🐰「何でこっちを見ないんですか?」

🐯「…ヤダっ…」

🐰「何が」

🐯「ジョングガっに、バレんの、ヤダっ、」


意味が分からず、そのままぼうっとしていると、


🐯「うっ、…ひっ…」


俺からの視線に耐えかねたのか、テヒョ二ヒョンは泣き出してしまった。








🐰「あっ、ごめんなさいっ、」


俺はきっと、この人の泣き顔に弱いのだ。



咄嗟に顎を掴んでいた手を反射的に離して、後ろから抱きしめる。





🐯「やだっ、……やだよっ、うっ、」






それでもテヒョ二ヒョンは泣き止まず、俺から離れようと腕の中で藻掻く。

でも、イキまくっていた体では、たとえ脳が動いていようと体がついていかないようで、

動いていないも同然だった。




🐰「ごめんなさいっ、ホント、」




そう言って数分、やっとテヒョ二ヒョンが落ち着いたと思ったら……




🐯「うっ、‥‥…んっ……すぅ……」



🐰「え゛っ、!」










寝てしまった。
















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