ジフと一緒に同期の輪に入る。
まだ来ていない人も居たが、ほとんどは集まっているみたいだ。
🐰「ここで何すんの、」
近くに居たジフに聞く。
ジフ「ん〜、お喋りじゃないの?可愛い先輩とか、カッコいい先輩とか、」
一応答えてはくれたものの、ジフも何をするのかは分かっていない様子だった。
ジフ「じゃあ俺、そこらへんのやつと話してくるから」
そう言って軽やかに俺の目の前から去っていくジフ。
話すってなんだよ、こちとら人見知りなんだけど、、
まあ、初対面の女お持ち帰りして、初対面の男襲いたいと思うくらいには人見知りなんだけど…
そうやってただ空気に馴染めないまま一人つったていると、後ろから誰かの声がする。
🐯「ジョングク君、」
🐥「やっほー、ジョングガ」
🐰「あ、はいお久しぶりですジミン先輩。
あと、テヒョン先輩も、」
🐥「うんうんひさしぶり〜!」
相変わらずベタベタしてくるジミン先輩。
と、それを見てムッするテヒョン先輩。
ホントにこの二人は仲が良いのだろうか、と、疑ってしまうほどどちらもあからさますぎる。
🐥「いや〜、最近ジョングガと会ってなかったからね。
久しぶりに、後輩の面倒を見てやろうと、来たわけですよ〜、」
何か、この人お酒入ってません??それとも素??
🐯「ごめんねっ、ジミナ少しお酒入ってる。弱いわけじゃないんだけど、ずっと僕と一緒に居たし、
飲めないって言って、僕の分も貰ったりしてたから。」
🐰「ああ、そうなんですか。」←割と素だと思ってた人
テヒョン先輩が言っていたのはさっきの偉い人たちに囲まれていたときのことだろう。
酒をすすめる手がしつこかったように見える。
🐥「んふぅ、そんな事無いのにぃ・・・」
🐯「ちょっ、ジミナっ、」
🐥「僕ちょっと外の空気吸ってくるね、ジョングガ、テヒョンアのこと頼んだよ、」
少し空気を濁しながらジミン先輩が外に出る。
まあ、さっきのスキンシップもジミン先輩にとってはジョークのつもりだったんだろう
それに、思ったよりテヒョン先輩が敏感に反応したから、
バツが悪くなって出ていったと言う感じだ。
🐯「・・・」
🐰「テヒョン先輩、そんな落ち込まないで下さい、ジミン先輩だって分かってますよ。
俺は気にしてませんし、」
テヒョン先輩に慰めの言葉をかける。
こうしてみると、五歳児のようだ。
🐯「ジョングガが気にしなくても僕が気にするもん・・・」
お???
♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。