可愛らしいモンスターと植物、それらとは反対の凶暴なモンスターや植物が共存している森がありました。現実世界とは、少し離れた世界。
その世界を楽しむ一人の少女がいました。
少女は、モンスター達と遊んだり、一緒に木の実を食べたり、時には、冒険をしたり、悪いモンスターと戦ったり…充実した日々を送っていました。
しかし、そこには少女一人しか人間はいませんでした。街に行っても、人一人いません。けれど、少女は寂しくなんかありませんでした。森に行ったら、自分と仲良くしてくれるモンスター達がいたからです。少女は、それで満足していました。
しかし、ある少年との出会いが、少女の周りのものを次第に変えていきました。
果たして
それが、少女にとって
良い方向へか
それとも…
悪い方向へ変わるのか?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。