第11話

全体はこんな感じ【ラジオ】
19
2021/04/24 04:20

さかた校長「さあ、生徒のみんなお待たせした! 
この時間は、すとぷりのリーダー・ななもり。先生による一夜限りの特別授業がいよいよ開講!」

<ワーワーキャーキャー>

さかた校長「すごいぞ、この人気!」

こもり教頭「この量は、あの廊下じゃ鳴らないぐらいの反響の仕方!」

さかた校長「先生と通れないぞ! 道を開けろ! 熱狂がすごい! ななもり。先生、それではお願いします!」



<すとぷりLOCKS !>①

ななもり。先生「生徒の皆さ~ん。初めまして。“すとぷりLOCKS!”担当講師の、ななもり。で~す! 
今回初めてSCHOOL OF LOCK!、出させていただきますよ! よろしくお願いします!
でも、キンコンカンコンとかドアのガラガラの音を聞いて、めちゃくちゃテンション上がったよ。久しぶりだからね。 
事前に職員さんから聞いたんだけど、校内アンケートで“すとぷりに来て欲しい~”って声がたくさんあったみたいで、今回出させていただくことになりました。いろんな形で、みんな声を上げてくれて、ありがとうございます!
…ということで、今回は、すとぷりを代表して、リーダーである私ななもり。が来ちゃいました!」

SCHOOL OF LOCK!



♪ Next Stage!! / すとぷり


ななもり。先生「それでは授業を始めていきます! 黒板書いていきますよ!

SCHOOL OF LOCK!


『 ななもり。相談室 』

ななもり。先生「みんなの質問に答えたり、お悩みを解決して…
あげる~!!」

ななもり。先生「なんと、さかた校長とこもり教頭が『大好きになればいいんじゃない?』のサビの“ちょうだい!”あげる~!!“の部分をめちゃくちゃ使ってくれてたんだよね。では、まず自己紹介でございます! 
みんなからもらった質問に答えるから、僕のことをもっと知ってくれると嬉しいでございますよ! じゃ行っちゃうぜ~!」

『私は今、好きな人がいるのですが、ななもり。先生の初恋はいつですか?』


ななもり。先生「もうかすかな記憶なんだけど、幼稚園の年中さんぐらいの時にすごく好きな子がいて『おジャ魔女どれみ』の缶バッジをプレゼントして告白した記憶がかすかにあるね。付き合うとかの概念がなかったから、結果はどうなったかわからないんだけど、とにかく好きだったことだけは覚えてるね」

『頑張った時のご褒美に“コレ絶対買う!”ってものはありますか?』


ななもり。先生「その時、めっちゃハマってるお菓子をもう食べられないぐらいのボリュームで箱買いするってのを結構やってるね(笑)」

『自分の部屋が欲しいのですが、ななもり。先生は何歳から自分の部屋を持ちましたか?』


ななもり。先生「本当に記憶が曖昧なんだけど、小学2年生ぐらいの時に“オレ1人で寝てるよ”って友達が増えてきて恥ずかしくなってきちゃったのね。そんなのをきっかけにお母さんに自分の部屋が欲しいって相談して。最初、物置みたいになってた部屋が自分の部屋になって、そこで布団敷いて寝てたんだけど、4年生ぐらいの時にちゃんとした形で部屋を貰えて、ベッドも買ってもらえた記憶があるね~」

『ななもり。先生のオススメの文房具を教えてください』


ななもり。先生「シャーペンとボールペン、赤のやつと青のやつが一緒になって、それ1つで使えるやつをめちゃくちゃ愛用してました」

『ストレスが溜まっている時に、どうやってストレスを解消していますか?』


ななもり。先生「ただただ寝るね。で、寝て起きたら忘れてる(笑)」

『ななもり。先生は緊張した時、どうやって対処していますか?』


ななもり。先生「ライブ前とか緊張するわけよ。で。10分前です…5分前です…もう出る!…となったら手遅れなので、1~2時間前から大好きなKing GnuさんとかBTSの曲とかを聴いて、めちゃくちゃテンション上げて“いけるいける!”って自分に暗示をかけてますね(笑)」

『ななもり。先生が暖かくて過ごすためにしていることはありますか?』


ななもり。先生「外ではめちゃくちゃ服を着込むし、家ではちゃんと服を着た上でめちゃくちゃ暖房付けます。そして暖まったら温度下げて。で、下げたら寒くなって、また上げてを繰り返してます」

ななもり。先生「ななもり。の名前にちなんで、7人の生徒の質問に答えていきました!」


♪ ストロベリー・レボリューション / すとぷり


ななもり。先生「ということで、この曲は3枚目のフルアルバム『Strawberry Prince』から。テンションの上がるすごく可愛い素敵が楽曲でございます! 
でも、懐かしい気分になりました。自分の部屋をいつ持ったかとか、久しぶりに振り返ったからね。みんな少しぐらい俺のこと知ってくれたかな。
1回目はコレでおしまい! 
今夜は後2回授業があるので、生徒のみなさん遅刻せずに、出席かまそ!」

SCHOOL OF LOCK!





さかた校長「ちょっと! 本家の“あげる~!!”聴きましたね!」

こもり教頭「まずそこよね。僕らがSCHOOL OF LOCK! Fridayでやってた“ちょーだい!”“あげる~!!”の流れも完全に把握されれたね」

さかた校長「でも、他にも“かまそ!”も“ワッショイ!”もあって、フレーズが多過ぎるんだよな」

こもり教頭「(笑)」

さかた校長「使いたいフレーズ多過ぎます、ななもり。先生」

こもり教頭「コレ増えてく一方かもね(笑)」

さかた校長「ななもり。先生も知ってくれて喜んでくれてて良かったけど、最初の頃の俺らの“あげる~!!”がちょっと熱狂的過ぎたね」

こもり教頭「自分たちのを客観的に聞いた時に、ちょっと怒ってる?」

さかた校長「こんなテンションMAXだったって気付かなかったね(笑)」

こもり教頭「楽しんでるつもりだったけど」

さかた校長「俺たち、最前だったね」

こもり教頭「最前も最前(笑)」

さかた校長「あと、生徒たちの書き込みを“お便り”って言ってたのが新鮮、というか可愛かったね」

こもり教頭「(笑) 本来、ウチは書き込みなんだけど、お便りも新鮮ですね。その中で、僕も一瞬振り返ったんですけど、1人の部屋って、校長はいつぐらい?」

さかた校長「僕は、爺ちゃん婆ちゃんと一緒に住んでたところから、新しく家を建てますって時で、小5かな。めちゃくちゃ嬉しかったの覚えてる」

こもり教頭「そうか。校長はお兄ちゃんと弟がいるからね」

さかた校長「そう。いつも3人で川の字で寝てたから、部屋が出来た時、めちゃくちゃ嬉しかったな~」

こもり教頭「そうだろうね」

さかた校長「教頭は?」

こもり教頭「僕、小学校1年生」

さかた校長「早いね~」

こもり教頭「僕は1人しかいなかったし、お母さんしかいなかったから。お母さんが1階で、僕が2階でしたね」

SCHOOL OF LOCK!


さかた校長「そうか。でも部屋っていいよね。本棚に自分の好きな漫画並べた時、マジでテンション上がったな。今、思い出した。剣道やってて新撰組好きだったから、掛け軸かけてたわ」

こもり教頭「俺その感情が欠落しちゃってるんだよね。早くから一人暮らししてるから」

さかた校長「なるほどね」

こもり教頭「だから、あんまりこだわりないもん」

さかた校長「俺はすごく嬉しかったの覚えてるけどな」

こもり教頭「でも、自分のあの時の夜とか思い出しましたよ。でも、思い出すのもアリだなと思っちゃいました」

さかた校長「しかし、ななもり。先生、いきなり7人の生徒の質問に答えるってさすがだったな。


SCHOOL OF LOCK!


<ワーワーキャーキャー>

さかた校長「またすごい人数が!」

こもり教頭「職員に聞いたんですけど、とんでもない量の相談書き込みをくれたそうですよ」



<すとぷりLOCKS !>②

『来年から高校生になるのですが、人と付き合うことが苦手で、本当に友達が出来るか不安です。ななもり。先生は初対面の時、どう声をかけていましたか?』


ななもり。先生「めっちゃ緊張するよね。わかるよ。初めて行く教室。そして初めて出会うクラスメイト。緊張するよね。でも回を重ねて行くとどんどん慣れていくから、何気ない会話から始めてみるのがいいと思う。“おはよう”でもいいし、“え、それ何なの?”って質問でもいいし、本当に何気ない小さい会話から積み重ねていくと、教室も行きやすくなると思うし、友達もいろんな形で出来ると思うね。
俺も、高校生の時にどんな感じで行けばいいかわからなくて悩んじゃってたんだよね。でも、後ろの席の子で“AKBが好き!”って言ってる子がいて”え? 俺も好きだよ。○○推しだよ!”みたいな。
俺はその時、わからなかったから入れなかったんだけど、次の日までに勉強して、AKBのテレビ番組を観て、予習復習して行って“昨日の見たよ”とか言って、いい感じでお話し出来て、仲良くなった友達とかいたね。
何気ない会話でいいから、一歩踏み出してみると、友達がより出来るのではないかなと思いますよ」

ななもり。先生「生徒の皆さ~ん、さきぶり! すとぷりLOCKS!担当講師の、ななもり。で~す! 
すとぷりLOCKS!が送る、今夜限りの特別授業は…!
『ななもり。相談室』!」

ななもり。先生「2回目は、なんとなんと直接、生徒さんからの相談を聞いていこうと思いますよ!」

ゆきピーナッツ 神奈川県 16歳 女性

ななもり。先生「めっちゃしっかりしてる!」

ゆきピーナッツ「(笑)」

ななもり。先生「ちょっと噛んでくれてもいいんだよ~。
で、早速だけど、俺に相談したいこと教えて…ちょーだい!」

ゆきピーナッツ「あげる~!!」

ななもり。先生「ありがと~! ゆきピーナッツは、ゆきちゃんなの?」

ゆきピーナッツ「はい」

ななもり。先生「じゃ、ゆきちゃんって呼んでいい?」

ゆきピーナッツ「いいですよ(笑)」

ななもり。先生「ゆきちゃん、何か悩んでるの?」

ゆきピーナッツ「中学1年生からの悩みで、中学1年の入学式で一目惚れした1つ上の先輩がいるんですけど」

ななもり。先生「ええやん」

ゆきピーナッツ「(笑)」

ななもり。先生「そういう話、聞いただけでキュンキュンしちゃう。それで?」

ゆきピーナッツ「その一目惚れしたのが、入学して間もない頃で、教室がわからなくて、友達もいなくてウロウロしてた時に、その先輩が話しかけてくれて、一緒にその教室まで付いてきてくれたことがあったんですよ」

ななもり。先生「それは少女マンガではなく?」

ゆきピーナッツ「違います(笑)」

ななもり。先生「めっちゃいい!すごく素敵な方だね」

ゆきピーナッツ「それで一目惚れしちゃって。全然会う機会もないんですよ。校舎も部活も全然違ってて」

ななもり。先生「それはなかなか会う機会ないよね」

ゆきピーナッツ「はい。で、私は吹奏楽部で、先輩はサッカー部だったので、サッカーしてるところを窓からボーッと眺めてることしか出来なくって。それで独り言で“好きだなぁ”って」

ななもり。先生「めっちゃいいやん! 何それ! いいなぁ! 羨しいなぁ!」

ゆきピーナッツ「(笑)」

ななもり。先生「もう少女マンガじゃん! それは好きになっちゃうね」

ゆきピーナッツ「はい」

ななもり。先生「試合とか見に行ったりするの?」

ゆきピーナッツ「見に行ったんですけど、私の姿を見られたくなくって」

ななもり。先生「なんで?」

ゆきピーナッツ「窓から見てる時に、目が合った時があって、その時から合わせる顔がなくて」

ななもり。先生「なんで、あるよ! でも緊張しちゃうよね(笑)」

ゆきピーナッツ「で、陰から“頑張れ~”って応援することしか出来なくて」

ななもり。先生「いいじゃん。何それ、俺も応援されたい~」

ゆきピーナッツ「(笑)」

ななもり。先生「でも、そんなずっと好きだった先輩がいるんだ」

ゆきピーナッツ「はい。で、その先輩を追いかけて、同じ高校に入ってるんですよ」

ななもり。先生「追いかけて行ったの? すごいじゃん! 愛の力、すごいね!」

ゆきピーナッツ「(笑) で、その先輩が今、高2で、来年は大学受験とかあって、難しくなるから、この時期にどうしてもアタックしたいんですけど、一歩が出せなくて。だから、アドバイスとか背中を押して欲しいなって」

ななもり。先生「背中押しちゃっていいの?」

ゆきピーナッツ「むしろ押してもらいたい」

ななもり。先生「2パターンある。ガチな方か、マジな方、どっちがいい?」

ゆきピーナッツ「え…両方」

ななもり。先生「両方!? ワガママだな~」

ゆきピーナッツ「(笑)」

ななもり。先生「じゃ、マジな方からいくね」

ゆきピーナッツ「はい」

ななもり。先生「今、その先輩に告白して、何%ぐらいOKもらえると思う?」

ゆきピーナッツ「でも話したことも少なくって。名前は知ってると思うんですけど、どんな人が知らないと思うから…20%ぐらい(笑)」

ななもり。先生「今、近くに10円玉ある?」

ゆきピーナッツ「ないです」

ななもり。先生「何か、表と裏があるものある? 10円玉をポンって投げて、パッて取って表が出る確率って何%だと思う?」

ゆきピーナッツ「50%ぐらい」

ななもり。先生「表と裏しかないから50%だよね。10回投げて表が出る確率は何%だと思う? …10回投げても表と裏しかないから50%だよね。確率ってそういうもので、良い時も悪い時もあるし。でも、実際はどうかっていうと、その通りにならなくて、10回投げると、8回表の時もあれば、8回裏の時もあるよね」

ゆきピーナッツ「はい」

ななもり。先生「要は、俺たちがこれから就職する場所とか結婚する人って10人も100人もいないじゃない、転職する人も何十回も転職する人はいないと思うんだよね。だから一歩踏み出して参加すること、そして確率が少しでも上がる努力をすることが大事だと思ってて。
で、ガチな方を言うと、いきなり告白しても、自分のことを知ってもらってないと思うから、確率は低いと思うんだよね。本当に好きで、本当に付き合いたいなら、まずは連絡先を交換してもらうところから。“○○です。中学も一緒で、先輩に憧れたんです!”って。でも付き合ってくださいじゃなくて、“好きでいてもいいですか?”ぐらいから始まって、連絡先を聞いて、“受験が始まる前に1回デートしたいです”ぐらいから始めた方が、確率は上がるかなと思うし」

ゆきピーナッツ「はい」

ななもり。先生「でも、その一歩はすごく勇気がいると思うし。で、さっきの10円玉の話、10回投げても9回出る時もあれば、1回の時もあるから、とにかく振り続けることが大事だと思うの。だから一歩踏み出して、想いを伝えて、仲良くなるところから始めてみたら、すごく素敵な想い出になると思うし、もし上手くいかなくても、一生大事な想い出になると思う」

SCHOOL OF LOCK!


ゆきピーナッツ「はい」

ななもり。先生「頑張ってね、応援してるよ」

ゆきピーナッツ「ありがとうございます!」

ななもり。先生「じゃまたね! バイバーイ!」

ゆきピーナッツ「はい、バイバーイ!」


♪ おかえりらぶっ! / すとぷり


ななもり。先生「青春だね。4年って、その先輩も罪な男だよ(笑) 
ということで電話の相談を受けましたが、背中を押せたかな~。ゆきちゃんが上手くいくことを祈ってますよ。すとぷりLOCKS! ななもり。相談室。いよいよ次が最後です。最後も出席してみんな皆勤賞、かまそ!
こもり教頭、この前は僕らの歌に合わせて、ノリノリで踊ってくれてましたね(笑) Twitterに上がってる動画がすごいのよ。イスの上の感じが出てるのよ。あれ俺は再現出来ないと思うもん(笑)




あ、ちなみに、さかた校長は踊ってくれないんですか?」



さかた校長「あげる~!!」

こもり教頭「お! いいよ! すごく踊ってる~!(笑)」

(校長、踊る)

こもり教頭「なるほど。もう1回、校長のダンスを…ちょーだい!」

さかた校長「あげる~!!」

(校長、再度踊る)

さかた校長「(ハァハァ)」

こもり教頭「校長! ちょーだい!」

さかた校長「あげる~!!」

(校長、再々度踊る)

さかた校長「ただいま(ハァハァ)」

こもり教頭「(笑) めちゃくちゃ疲れてるじゃん」

さかた校長「いやぁすごいね。バテる~」

こもり教頭「ななもり。先生、うちの校長、負けてなかったですよ。俺よりキレキレ。今のノリさんが撮ってくれてるから、我が校の廊下SCHOOL OF LOCK!のTwitterにアップされるから、生徒のみんな是非見て欲しい。俺は結構好きだったよ」




さかた校長「あ、本当に」

こもり教頭「1個目の好きだったよ」

さかた校長「イメージは“お・も・て・な・し”だったんだけど」

こもり教頭「クリステルさん(笑)」

さかた校長「でも今、俺の体温60度くらいあるんじゃないか」

こもり教頭「ヤバイね。すごい息切れてるけど、どうしたんですか?」

さかた校長「どうしたんですか!?」

こもり教頭「(笑)」

さかた校長「大丈夫か。目薬あげようか?」

こもり教頭「眼薬?」

さかた校長「全然俺が見えてないから」

こもり教頭「なるほど。俺はコミカル好きだったけどな」

さかた校長「ホントですか(ハァハァ) ななもり。先生、ホントいい運動になるし、テンション上がりました。ありがとうございます」」

<ワーワーキャーキャー>



<すとぷりLOCKS !>③

『私は12月から学級委員をやっています。初めてのリーダーを、何をすれば、みんながまとまってくれるのかわからなくて、すごく迷っています。ななもり。先生はすとぷりのリーダーとして、どうすればみんながまとまってくれると思いますか?』


ななもり。先生「リーダー、学級委員だったりとか部長とかいろんな形のリーダーがあると思うんだけど、みんなが想像するリーダーってどういう人? “こっち行くぞ!”って決めて、みんなを連れて行くガキ大将的なリーダーだったり、アーティストのすとぷりみたいなグループのメンバー間をまとめるリーダーだったり、いろんなリーダーがいると思うんだけど。俺が思う学校生活のリーダーって調整役かなって気がしてるのね。
例えば、文化祭でのクラスで出し物を決める時に、焼きそばやっても、半分がやりたくなかったら、嫌々参加する人が多くて楽しくなくっちゃうじゃない。だから、みんなの前でみんなの提案を聞いて、今出来る一番を決めて、みんなが納得した上で出し物をするわけだよね。だから、意見を聞いて、みんなが納得出来る選択を選んで、調整するものが学校生活では多い感じがしていて。すとぷりの活動もそういうものが多かったりします。
だから“何でもかんでも決めてやってやるぜ!”ってよりは、みんなと一緒に前に進んで行って、調整していってみんなが喜んでくれるものを届けて行くイメージでいるんだよ。だから、そういうことを意識すると、まとまってくれると思うし、君が頑張っている姿を見た、他のクラスメイトは、みんなが納得する道に行きませんでしたとなっても、ちゃんと伝えた上であれば、頑張ってくれたんだから仕方ないよねってなってくれると思うし。それが学校生活の理想のリーダーかなって思いますね」

ななもり。先生「今回初めて、先生にならせていただきましたが、俺も今、学生時代に戻ったような気持ちになってますよ。いろんな悩みがあるよね。恋愛も友達も夢も」

SCHOOL OF LOCK!


のぞみ 山口県 15歳 女性

ななもり。先生「早速だけど、俺に相談したいこと、教えて…ちょーだい!」

のぞみ「あげる~!!」

ななもり。先生「ありがとう」

のぞみ「ありがとうございます」

ななもり。先生「どんな相談があるんだい?」

のぞみ「私は今、目指してる夢があって、なりたい職業があるんですけど、その職業の試験が難しくて、なるのが難しいってことで親に少し反対されていて。今、その夢を目指すか諦めるかどうかで悩んでいて、くじけそうになってるんですけど、ななもり。さんは自分が目指してることに壁が立ちはだかった時、どうしていましたか?」

ななもり。先生「結構難しい試験なの?」

のぞみ「合格率が10~15%ぐらいで、最低でも3年かかって、取得に平均8年かかるって言われてる、とても試験です」

ななもり。先生「すごく大変だね。ちなみに、どんな職業なの?」

のぞみ「アクチュアリーって職業で、保険会社や信託銀行などで生命保険とか年金とかの事業に携わるお仕事です」

ななもり。先生「それ聞いただけでも難しいね」

のぞみ「(笑)」

ななもり。先生「そういう専門職があって、目指したいと思ってるけど、悩んでるんだね」

のぞみ「そうです」

ななもり。先生「目指そうと思ったきっかけは?」

のぞみ「私は元々、数学が好きで、通っている塾の先生に、私が好きな単元の話をしたら“こういう職業があるよ”って勧めてもらって、この職業を初めて知りました」

ななもり。先生「で、なってみたいなと思ったんだ」

のぞみ「そうです」

ななもり。先生「今はどんな壁が立ちはだかってる?」

のぞみ「やっぱり保護者からの反対が一番で、あとは難しさが調べれば調べるほどわかって、目指すべきかどうかをずっと悩んでます」

ななもり。先生「そうだよね。俺も過去にすごく悩んだことがあったの。もしかしたら放送聴いてたら知ってるかもだけど、中学校の時になりたかった夢があって、とある競技のプロを目指してたんだけど、お母さんからは“どうせ一握りの人しかなれないんだから、勉強も頑張りなさいよ”って小言を言われながら反対されてたのね。お父さんはすごく応援してくれてたんだけど、その小言ってプレッシャーになるじゃない」

のぞみ「そうですね」

ななもり。先生「やめろとは言われてないけど、結果出さないと、また小言言われちゃうんじゃいないかなって。今、のぞみちゃんが目指してる夢もそうだと思うんだけど、難しいもの、結果を残さないといけないものって本当に目指すべきなのかって悩んじゃうよね。で、俺は結局、その競技のプロになることは出来なくて、諦めちゃったんだけど。
でも、もし本当に目指したいものだったら、お父さんお母さんはやめろと言うかもしれないけど、知ってもらう、理解してもらうために説明する努力も必要だと思うし、自分が試験をパスするための勉強の努力も必要だと思うし。実際してみて、違うってなったら、戻って違う夢を見つけても全然いいと思う。
でも、今なりたいと思えるものがあるって幸せなことだと思うし、その気持ち、頑張った経験は絶対に無駄にならないから、頑張ってみていいと思うよ」

のぞみ「はい」

ななもり。先生「俺は小学校4年生から4年間続けてたんだけど、その時は“なんでこんなことしちゃったんだろう? やらなきゃ良かったな。これやってなければ、もっと別なことに時間使って、もっと友達と普通に遊んだりとか。もっと普通になれたのにな”って、1~2年ぐらいかな、高校2年ぐらいまで後悔してたんだけど、今振り返ってみると、あの時に頑張ったことがいい経験になって、今の活動、どうやったらみんなに喜んでもらえるのかとか、どうやったらこの活動がみんなに届くのかとか、今考えられるのは、あの時の経験からだなって全部繋がっていて、必要なものだったなって、今なら思えるんだよね。その時は思えなかったけど。
だから、その夢、チャレンジしていいと思うし、その夢が違うものになっても、絶対その体験は無駄にならないから、ガンガン夢に向かっての努力、チャレンジした方がいいと思う。みんな悩みます。なんなら今でも悩みます」

SCHOOL OF LOCK!


のぞみ「(笑)」

ななもり。先生「俺もネットの活動していって、お父さんお母さんにこういうことしてるんだって言えたのが、去年の4~5月頃なのね。で、その時って、すとぷりのファーストミニアルバムがリリースされたタイミングで、少しずつ、すとぷりのことを知ってくれる人が増えてきたタイミングだったんだけど。自分が大好きなすとぷりをお父さんお母さんに説明した時に“え、YouTuber? アイドル?”って説明しても理解されないことって、悔しいし苦しいじゃない」

のぞみ「うん」

ななもり。先生「だから、努力するしかないんだけど。今思うと、もっと早く、お父さんお母さんに言ってても良かったかなって思ってて。もっと知ってもらうための努力、本当は出来たんじゃないかなって、今なら思えるんだよね。あの時はもっと胸を張って好きと言えるすとぷりになるために自分も目一杯頑張った後に伝えようと思ってて、去年打ち明けたんだけど、もっともっと知ってもらうための努力が必要だなって去年、思ったりもしてて。知ってもらう努力と自分が夢を叶えるための努力、2軸で頑張れると良きだよね」

のぞみ「頑張ろうと思います」

ななもり。先生「今はどんなことが不安? お父さんお母さんかな?」

のぞみ「そうですね。試験の難しさは自分の努力は1人で出来ると思うんですけど、保護者の理解を得るのが難しくて。私もすごく止められてるわけではないんですけど、さり気なく他の職業を勧められたりとかもして“やっぱ目指さない方がいいのかな”とか考えちゃう時もあります」

ななもり。先生「考えちゃうよね。俺もめっちゃ言われたの。でも“そんな言われてもわかんないよ。俺今コレを頑張りたいのに”って。でもお母さんもお母さんなりに俺のことを思って言ってくれてるんだよね。その時はそう思えなかったけど、きっとそうで。だから、本当の意味で自分がなりたいと思ったタイミングで打ち明ける。“こうでこうでこうで、これが私のやりたいことだから”って伝えて、納得してもらうでもいいし、自分が胸を張って向き合うタイミングでもいいと思うし。ちゃんとお話が出来るタイミングが作れると良きだね」

のぞみ「そうですね」

ななもり。先生「やっちゃおう!」

のぞみ「やっちゃいます!」

ななもり。先生「いける?」

のぞみ「かまします!」

ななもり。先生「かませる?」

のぞみ「かまします!」

ななもり。先生「本当?」

のぞみ「…かまします!」

ななもり。先生「かまそう!」

のぞみ「(笑)」

ななもり。先生「やってみて違ったら、やめてもいいんだよ」

のぞみ「ありがとうございます」

ななもり。先生「のぞみちゃんの、その夢の背中を押せるように、歌だったり、放送だったり、動画で届けますからね」

のぞみ「私もずっとずっと応援し続けます!」

ななもり。先生「ありがとう! これからもよろしくね。一緒に頑張ろうね」

のぞみ「こちらこそ、お願いします」

ななもり。先生「ありがとう!」

のぞみ「ありがとうございました!」




SCHOOL OF LOCK!


ななもり。先生「すとぷりLOCKS!、一夜限りの特別授業。これにて終わりです! 今回、こうやっていろんな形で、みんなの相談やお悩みに答えることが出来て、良かったなと思ったし。電話した子も、その後スタッフさんから“電話終わった後に泣いちゃってたよ”って話も聞いたんだけど、こういう機会があって本当に嬉しいなと思うし、これからもいろんな活動で、みんなの一歩、背中を押せる活動を続けていこうと思うので、これからもすとぷりを、そしてななもり。をよろしくお願いします! それでは今夜限り3回の授業を終えて、僕が今思ってることを目の前にある黒板に書いていきますよ」



今日の黒板

SOL!


『かまそ!』

ななもり。先生「やっぱりねみんないろんな悩みがあったりとか頑張っていることがあると思うんだけど、みんなの背中を押し続けたいと思っていて。でもね、背中押すのに「頑張ろう」って言うのあんまり好きじゃないんだよね。みんな自分のペースで自分なりに頑張って、過ごした上で頑張っていることがあって、こうやって俺に言葉を届けてくれていると思うから、頑張ろうとは違う角度で背中を一歩押す「かまそ!」でいきたいと思います。今日はみんなありがとうございました!またお会いしましょう、バイバ~イ!!!」



♪ Feel Free! / すとぷり


さかた校長「ななもり。先生の、背中を押す言葉に、頑張れじゃなくて“かまそ”ってのが、すごく、ななもり。先生らしくていいなと思ったし、俺も毎日“カマしていこうや!”って言ってたもんな」


さかた校長「改めて“かまそ”って良い言葉だなって思いましたし、RN のぞみの悩みもわかるしね。好きを知ってもらうための努力がすごく難しいけど、理解してもらえて応援してもらった方が嬉しいからね」

こもり教頭「そうね。自分もより頑張れるしね」

さかた校長「本当に理解してもらうためには、すごく努力が必要だけど、かましていって欲しいなと思いますし、本当に改めて、すとぷりLOCKS!、みんな楽しんで盛り上がってくれて、ななもり。先生、本当にありがとうございます!」

こもり教頭「ありがとうございました!」

さかた校長「来校希望を受けて、3回特別授業していただきました。一夜限りって言ってたけど、是非また授業やってもらいたいなと思っております!」

こもり教頭「さあ、そろそろ授業も終わりに近づいてきました。 ラジオの中の学校SCHOOL OF LOCK!は、 授業の最後、黒板にメッセージを書いています」

『喜んでくれて嬉しい』

さかた校長「今回、みんなの要望を聞いて、一番の要望だった、すとぷり先生のLOCKS!を実現出来て、すごくTwitterの廊下でも掲示板でも盛り上がってくれて、喜んでくれて、楽しんでる顔が浮かんだし。それが新しい出会いにもなって、いろんな輪が広がったと思うのよ。それが僕らはすごく嬉しいし、俺も人生で初めてこんなにキレキレで踊れたんじゃないかな。心臓ちぎれるかと思ったけどね」

SCHOOL OF LOCK!


こもり教頭「まだまだ頑張ろうぜ! かまそ!」

さかた校長「いやいや、そっち(踊る方)の“かまそ”はいいや(笑) でも、こうやって出会いと出会いが繋がって、本当にワクワクしてるし、これから先、君達との新しい出会いにもワクワクしてるし、今後も一緒に笑っていこうと思う!」


♪ Prince / すとぷり


さかた校長「SCHOOL OF LOCK!そろそろ下校の時間です!」






さかた校長「本当にありがとう! 生徒のみんなもすごく喜んでくれてるし、僕らはその顔が嬉しいし」


♪ 大好きになればいんじゃない? / すとぷり



さかた校長「SCHOOL OF LOCK!は、明日夜10時に再び開校!」

こもり教頭「起立! 礼!」

さかた校長・こもり教頭「また明日~~~~~~!!!!」





“スペシャル授業WEEK” すとぷりのななもり。先生が来校! 7は出るのか!?サイコロLOCKS!
SCHOOL OF LOCK!
2021.04.2
こは
こは
どうでもいいけど、
これ、全部読む人いるんかなw
こは
こは
そして、スクロールお疲れ様です!
目、痛くならなかった?
俺も、書いてて死にそうだったw
こは
こは
普通に1万文字超えちゃったしねw

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