本棚にある物語
ある少女は十年前の事故で両親を亡くした
孤児院にでも行くのかと思ったら…近所の人が引き取ってくれた
その近所の人には3人ほど子供がいて、少女がその中にはいてもいいのかと思った…
少女はなるべく気に入られようとした…お世話になってるだけの居候みたいなものだから
けどそんな私をその家族は本当にいたかのように接してくれた
そんなある日、一人の子が言った…
少年はうれしそうに笑い、少女はその言葉をうれしく思った
少年少女たちはやがて幸せに暮らしましたとさ
それが幼いころのお兄ちゃんとのやり取りで一番のおぼてることだった
その本の内容は少女はなんだか私のようで少年がお兄ちゃんのようだった
其のころからお兄ちゃんが大好きになった
少年のようなお兄ちゃんを色んな意味で大好きになってしまった…
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。