唯麻『…あなたちゃん!』
あなた『唯麻ちゃん?』
学校に着くと、唯麻ちゃんが教室に来た。
唯麻『道枝くん、今日は来てないんだ?』
あなた『うん、どうしたの?』
唯麻『…話したいことがあるの』
そう言って深刻そうな顔をした。
唯麻『放課後、待ってる』
そう言っていなくなった。
謙杜『ほんまに大丈夫なん?』
あなた『大事な話かも』
謙杜『あいつ、絶対道枝のこと…』
あなた『分からないでしょ?』
謙杜『…』
道枝くんの幼なじみだもの。
いい人なはず。
謙杜『俺も行く』
あなた『大丈夫だから』
謙杜『…でも!』
あなた『謙杜』
謙杜『…分かったよ…』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。