あなた『謙杜!昨日はありがとう』
謙杜『…あぁ』
次の日、謙杜にお礼を言うと
何故か浮かない表情。
謙杜『今日は絶対行けよ』
あなた『分かってるよ…どうしたの?』
謙杜『…別に』
そう言っていなくなった。
ーーー
あなた『道枝くん』
駿佑『…』
あなた『寝てた?起こしてごめんね?』
駿佑『全然大丈夫』
私は近くの椅子に座る。
すると道枝くんは咳き込んだ。
あなた『大丈夫?』
駿佑『…あぁ、ちょっと…』
私は近くにあった薬を渡す。
すると道枝くんはその薬を飲んだ。
駿佑『…っはぁ』
あなた『…』
悪化している気がする。
もっと早く気づけばよかった。
ーーー
駿佑『…っけほっ…』
謙杜『大丈夫かよ』
駿佑『…もう…長くないかも』
謙杜『…え?』
駿佑『手術…もうすぐなんや』
謙杜『…失敗したら…』
駿佑『…死ぬ』
謙杜『…っ』
ーーー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。