ー次の日ー
謙杜『おっはよ!』
あなた『おはよ、機嫌良いね』
謙杜『まぁね〜』
何故か機嫌が良い謙杜。
するとどこかから声がした。
女子『“高嶺の花”がいる場所分かっちゃった』
女子『え!?本当!?』
女子『うんうん!今日探してみよ』
女子『やったー!絶対見つけよー!』
5人組の女子たちが話していた。
きっと彼は嫌がるだろう。
あなた『はぁはぁ』
放課後、私はいつもの帰り道を走った。
でも彼の姿は見当たらない。
すると後ろから声がした。
女子『道枝駿佑くんー!』
女子『あれ、本当にいるの?』
女子『いるはずなんだけどなぁ〜』
あなた『…道枝くん…』
すると腕を引っ張られ、
建物の裏に向かった。
あなた『…道枝くん!』
駿佑『しー』
そこには少し汗をかいている彼がいた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!