第193話

THE END...
2,183
2021/07/25 07:00

年が明けた1月3日。



ピンポーン…



鳴らされたインターホン。

すぐに開かれた扉。
壱馬
壱馬
待ちくたびれたわ(笑)

目の前に立っていたのはTHE RAMPAGE。
北人
北人
あけおめ〜(笑)
RIKU
RIKU
お邪魔しま〜す。

ゾロゾロと中に入ってく。
LIKIYA
LIKIYA
これ。兄貴から(笑)
壱馬
壱馬
お、ありがとうございます!

ドタバタ一気に賑やかになる。

リビングをガチャッと開ける音に驚いたのは臣。
臣
えっ。
(なまえ)
あなた
いらっしゃい(笑)

笑顔で迎えるあなた。
北人
北人
あなたさん、登坂さん、あけましておめでとうございます(笑)

北人に続いてみんな口々に年明けの挨拶を口にする。
臣
ちょっ、ちょっ…。

臣はあなたの腕を引っ張った。
臣
16人で来るなんて聞いてないよ…?
(なまえ)
あなた
うちじゃ狭いでしょ?
臣
ここでも狭いに決まってんだろ…。
(なまえ)
あなた
いいじゃない。
賑やかで(笑)
臣
いや……そういう問題じゃ…。

クスクス笑っているあなた。


陣とリキヤ。

臣とあなたの前に立つ。
LIKIYA
LIKIYA
本年も。
陣
よろしくお願いします。
(なまえ)
あなた
こちらこそ。
臣
よろしく。
陣
あのこれ。

差し出した袋。
(なまえ)
あなた
何?
LIKIYA
LIKIYA
ご結婚、おめでとうございます。
陣
みんなからのお祝いって事で。
(なまえ)
あなた
ありがとう(笑)
って言っても、別になにかする予定も無いのよ?
壱馬が落ち着いたら籍を入れるだけ。
LIKIYA
LIKIYA
気持ちですから。
(なまえ)
あなた
じゃ、遠慮なく(笑)
臣
中身何よ?

覗き込んでくる袋の中。
壱馬
壱馬
んっんー!!

リビングの扉の前で露骨な咳払い。
壱馬
壱馬
結婚すんの、俺なんだけど。
LIKIYA
LIKIYA
え?
陣
は?
壱馬
壱馬
そこでそうやって挨拶したら、兄貴とあなたが結婚するみたいやろっ!
臣
俺は別に構わないけど?

そう言って細い腰を抱きよせる。

ズカズカみんなを押しのける壱馬。


あなたの腕を掴むと自分の背中に隠した。
壱馬
壱馬
あかん!
(なまえ)
あなた
か…壱馬…(笑)

苦笑いするあなた。
RIKU
RIKU
やきもち、酷くなったね(笑)
壱馬
壱馬
兄貴にだけや。
北人
北人
あなたさん、俺と結婚します?(笑)
(なまえ)
あなた
えっ!?
壱馬
壱馬
はっ!?あかんあかんあかんっ!!

顔を見合わせてクスクス笑った。
やましょう
やましょう
あなたさんが壱馬の奥さんとはね〜。
慎
でも、壱馬さんなら間違いないっす(笑)
樹
お幸せに。

そう言われたらくすぐったい。
(なまえ)
あなた
ありがと//

顔の前でパンと手を叩く。
(なまえ)
あなた
みんな来たからおせち出すわね。
壱馬お手伝いして?
壱馬
壱馬
ええで(笑)

仲良くキッチンに入る。
LIKIYA
LIKIYA
兄貴が心配してましたよ?
臣
え?俺?

リキヤは小さく頷いた。
臣
俺はもう大丈夫だよ(笑)

顔を見合わせて微笑み合った。


キッチンの中で。

片時もあなたから離れない壱馬。
壱馬
壱馬
あなた。
(なまえ)
あなた
ん?
壱馬
壱馬
愛してんで。

あごをクイッと持ち上げて落とすキス。

みんながいてもお構い無し。


チュッと音を立てて離れた唇。
(なまえ)
あなた
壱馬……あのね…。

あなたは軽く抱きつくと壱馬の耳元で囁く。

その瞬間。
壱馬
壱馬
マジかっ!?

大きな声。
壱馬
壱馬
間違いないのかっ!?
(なまえ)
あなた
うん//
壱馬
壱馬
やったぁ!!

やたらはしゃいでる壱馬。
北人
北人
何?どうしたの?
壱馬
壱馬
教えて欲しい?
なぁ?なぁっ!(笑)
北人
北人
別にいい…。
壱馬
壱馬
聞けや!
もっと突っ込んでさぁ。
北人
北人
いやいい…。

臣の部屋には幸せの花がたくさん咲いていた。

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