第23話

私の家
491
2019/09/01 11:03
5月15日 天気:晴れ
今日は夏目達と大富豪をしました。
はじめは、田沼の家出する予定でしたが、

私の家に行ってみたいと

多斬が行ったことをきっかけで私の家ですることになりました。
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棗悠希
棗悠希
私の家、ねぇ……
自分の家という自覚がない。
だから、妙な違和感を覚える。
約束の時間までは余裕がある。
棗悠希
棗悠希
ただいま
親戚
親戚
ただいま!
実は一緒に帰っていたのだ。
この子は裕貴、小学6年生だ。
親戚
親戚
悠姉ちゃんはなにか食べる?
私に優しくしてくれる可愛い弟的存在。
棗悠希
棗悠希
ううん、裕貴。私はいらない。
私の分も食べてくれない?
親戚
親戚
…………いいの?
裕貴は私が夕飯を食べてないのを知ってる。
だから、時々分けてもらってるのだ。
年上としては情けないのだが……
棗悠希
棗悠希
バーカ、そんな不安な顔をしないで
でも、その代わりと言ってはなんだけど
裕貴の部屋を貸してくれないかな?
親戚
親戚
どうして?
棗悠希
棗悠希
お姉ちゃんの友達が来るの
おばさん、おじさんが帰ってくるまでには
部屋は返すから
親戚
親戚
うん、わかった!
けど、僕も一緒に遊んでいーい?
棗悠希
棗悠希
…………うん、いいよ
頭を撫でてやった。
私はこうされると嬉しかったから。
棗悠希
棗悠希
じゃあ、迎えに行ってくるから
お菓子を食べて待っててね
親戚
親戚
うん!行ってらっしゃい!
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夏目達との待ち合わせはいつもの神社だ。
オウガ、ビャクエンは置いていく。
その代わり、明日めいいっぱい遊ぶ約束もしているのだ。
棗悠希
棗悠希
夏目!
夏目貴志
夏目貴志
多軌透
悠希ちゃん!!
田沼要
悠希!
ああ、眩しい。
こんなに、私は嬉しいんだ。
ただ、友達と遊ぶだけなのに
棗悠希
棗悠希
いこっ、案内するよ!
道のり中、たくさん話しました。
多軌透
ごめんね、無理言っちゃって
棗悠希
棗悠希
いいよ、多斬
私の……家は初めてでしょ?
いつかはきっと来ることになってたしね!
私の家。
はっきりと言えない。
田沼要
悠希は親戚の家だよな?
夏目と似てんな
夏目貴志
夏目貴志
そうだな
棗悠希
棗悠希
あっ、裕貴も一緒に遊んでいいかな?
多軌透
裕貴?
棗悠希
棗悠希
えっと、親戚の子で
弟みたいなの!可愛くてねー
今は小6なの
夏目貴志
夏目貴志
いいぞ
それはそれで楽しそうだな
多軌透
親戚の子ね
割と年は近いのね
田沼要
確かにな、
うまくやってるのか?
棗悠希
棗悠希
うん!
よく話すし、遊ぶよ!
おばさん、おじさんがいないとき以外
多軌透
でも、すごいね
悠希と裕貴………本当の家族みたいだね
棗悠希
棗悠希
そうなの!
私にとって裕貴は家族だから!
田沼要
ははっ、本当に仲いいんだな
また、嘘をついた。
正しくはついてないが、補正がある。
裕貴は家族でも、おばさんとおじさんは違う。
少なくともそう思う。

いや、きっとあの二人も思ってるはず。
夏目貴志
夏目貴志
それより、もうすぐつくのか?
棗悠希
棗悠希
もうちょっとだよ
ーーーーーーついたよ
さて、しっかり遊ぼう。
楽しく

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