第3話

仲が良い?悪い?
1,223
2020/03/06 02:53
棗悠希
棗悠希
澪のお手伝いだよ!
夏目貴志
夏目貴志
手伝い?
棗悠希
棗悠希
うん。澪は祓い屋なの
澪は自慢の親友。
澪の式のアマネとイヌマルも大事なトモダチ。
自身を持って言える。
棗悠希
棗悠希
夏目はなにしてるの?
夏目貴志
夏目貴志
俺もまあ…手伝いだな
棗悠希
棗悠希
なんの?
夏目が答えようとした時、再び、木陰から人が現れる。
名取秀一
名取秀一
夏目ー!なにか見つけたかい?
夏目貴志
夏目貴志
名取さん
白炎
白炎
ユウキよ、あやつが名取だ
棗悠希
棗悠希
あれが……名取
またもや、再び、澪が現れる。
戸張澪
戸張澪
悠希、なにか見つけたの?
犬丸
犬丸
こっちは何も見つからなかったでござる
天音
天音
余計なことを言わんでええよ、犬丸
………………
互いが互いに、沈黙し、視線が交差する。
戸張澪
戸張澪
あら、名取さんですか。
お久しぶりですね
名取秀一
名取秀一
久しぶりだね、戸張
棗悠希
棗悠希
なんか……仲悪そう…
バチバチしてる。
桜雅
桜雅
大丈夫じゃ。 
ユウキにだけは危害は加えさせんからな
天音
天音
よく言うんやね、オウガ。
前回、ヘマしよったくせにねぇ
桜雅
桜雅
あれは失敗とは言わんのじゃ
白炎
白炎
おい、オウガよ。
無駄話をするでない、
ユウキが困っておるぞ
棗悠希
棗悠希
えっと…………私は棗悠希です
名取秀一
名取秀一
名取秀一です。
かわいいなー、君。中学生?
戸張澪
戸張澪
私の親友に手を出すんじゃないよ
名取秀一
名取秀一
僕が?するわけないじゃないか
夏目貴志
夏目貴志
えっと、あなたは……
戸張澪
戸張澪
戸張だ。戸張澪
夏目貴志
夏目貴志
俺は夏目貴志です
棗悠希
棗悠希
夏目は高校生だよ、澪!
戸張澪
戸張澪
あら、先輩なのね
会話が続く中、妖怪達は喧嘩?言い争いをしている。
棗悠希
棗悠希
夏目!一緒に妖怪祓いしようよ!
夏目貴志
夏目貴志
俺は構わないが…………名取さんは?
名取秀一
名取秀一
まあ、どうせ目的は同じだからね。
構わないよ
戸張澪
戸張澪
名取さん、お手柔らかにね
名取秀一
名取秀一
今回だけ、ですから
棗悠希
棗悠希
仲悪いのかな、夏目?
夏目貴志
夏目貴志
祓い屋同士だと
色々あるんじゃないのかな?
棗悠希
棗悠希
ふぅん。夏目、いこっ!
戸張澪
戸張澪
そっちお願いね、悠希
名取秀一
名取秀一
夏目も、ね
棗悠希
棗悠希
りょーかいっ!
行くよ、オウガ、ビャクエン!
夏目貴志
夏目貴志
先生も行くぞ
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探して、一時間ちょい
棗悠希
棗悠希
見つらないなぁ
夏目貴志
夏目貴志
ここらへんに出るやつだろ?
棗悠希
棗悠希
んー、皆に聞いてみる?
夏目貴志
夏目貴志
皆?
棗悠希
棗悠希
一花、二花、三花、四花!
桜雅
桜雅
あやつらを呼ぶのか………苦手じゃ
白炎
白炎
でも、ユウキの役には立っています
ニャンコ先生
ニャンコ先生
おい、何か近づいてくるぞ
夏目貴志
夏目貴志
……
風が通り過ぎる。
一花
一花
棗悠希
棗悠希
うわぁ!
ユウキの背後に現れたのは、一人の少女。
絡みつくように抱きついている。
棗悠希
棗悠希
もぉ、いきなりは駄目!イチカ
二花
二花
僕たちになんのよう? 
忙しいんだけど
三花
三花
そーだよ、手短にしろよ!
四花
四花
会えて嬉しいよ、棗
続々と現れる。
夏目貴志
夏目貴志
同じ顔が四人も!?
ニャンコ先生
ニャンコ先生
むっ、あやつらはこの地を収める
人間が生み出した守り神だ!
ニャンコ先生
ニャンコ先生
なぜ、ここに……
棗悠希
棗悠希
えっと、右から
イチカ、ニカ、サンカ、ヨンカだよ!
夏目貴志
夏目貴志
従えているのか?
棗悠希
棗悠希
ううん。お願いしたら、来てくれるの!
嬉しげにいう。
棗悠希
棗悠希
皆には、ここらへんに 
現れた悪い妖怪を探してほしいの!
四花
四花
もしかして……あいつかな?
二花
二花
忌々しいクソデカブツ………手伝ってやるよ
一花
一花
祓い屋の件も絡んでるんでしょう
三花
三花
僕たちが見つけてやるよ!
後処理は任すけどな
棗悠希
棗悠希
お願いね!
そう言って、妖怪はバラける。
夏目貴志
夏目貴志
凄いな……棗は
棗悠希
棗悠希
そんなことないよ。
夏目にもトモダチ、いるでしょ?
夏目貴志
夏目貴志
そうだな
ニャンコ先生
ニャンコ先生
お前、名はなんという
棗悠希
棗悠希
えっ?棗悠希だけど……
ニャンコ先生
ニャンコ先生
知らんな
夏目貴志
夏目貴志
先生!
白炎
白炎
ユウキに向かってその口の聞き方……
斑様でも許しませんぞ
桜雅
桜雅
そうじゃぞ、わしの鉄槌をクラウがいい!
夏目貴志
夏目貴志
すとっっっぷぅ!
棗悠希
棗悠希
すとっっっっぷ!
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イチカ、ニカ、サンカ、ヨンカと
久しぶりに会えました。
そして、賑やかで楽しい仕事になりました。
そして、とうとう、妖怪を見つけました!

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