第10話

妖怪の友人
677
2019/08/14 08:56
4月21日 天気:晴れのち曇り
田沼の家に泊まって、家に帰りました。
昼頃くらいに帰ったので、家には誰にもいませんでした。
たぶん、あの人達はどこかへでかけたのだと思います。
私を置いて
あの人達は私を見ていないから当たり前です。
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棗悠希
棗悠希
ただいま
誰もいない家に帰る気持ちはどんなだろう?
棗悠希
棗悠希
いないか…
「おかえり」と言ってくれる人がいるのはどんなに幸せだろう?
棗悠希
棗悠希
………………買いに行くか
冷蔵庫のものを使うと、怒られてしまうから。
昼ご飯は、神社で食べることにする。
すると
一花
一花
棗悠希
棗悠希
うわっ!…………一花か、びっくりしたよ
どこからか入ってきたみたいだ。
一花
一花
大変なことになってるから、
今すぐ来てほしいの
棗悠希
棗悠希
神社に?
出かける準備をしながら聞く。
かと言っても、制服に古いコートを着るだけ。
一花
一花
そうだよ、
少々、面倒なことになったのさ
棗悠希
棗悠希
行こう!
急ぎ足で、神社へと向かった。
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ヒノエ
ヒノエ
夏目〜!まだかい、
そのナツメってやつは?
中級
中級
まぁまぁ、そんなカリカリせず
気楽に酒でも飲んで待ちましょうよぉ
中級
中級
お酒〜!お酒〜!
ニャンコ先生
ニャンコ先生
私にもよこすのだ!
ちょび
ちょび
チンケな用心棒は働かずに
酒を望むのですか……
情けない限りですなぁ夏目殿
ニャンコ先生
ニャンコ先生
なぬぅっ!
ミスズ
ミスズ
全くですぞ、こんなニャンコに
あげてやる酒などないのです
なぁ、夏目殿
夏目貴志
夏目貴志
俺にふるなよ、ちょび、ミスズ
カッパ
カッパ
夏目親分が困っていますので
棗悠希
棗悠希
夏目?
夏目貴志
夏目貴志
来たか
棗悠希
棗悠希
これはどういうことなの?
全然自体がわかんないよ
夏目貴志
夏目貴志
えっと………この前
俺に妖怪の友人がいるって言ったろ?
棗悠希
棗悠希
ここの妖怪がその友人?
夏目貴志
夏目貴志
そういうことだな
棗悠希
棗悠希
で、オウガ、ビャクエン……
それに一花以外のみんなはどこかわかる?
夏目貴志
夏目貴志
えっとなぁ………
ニャンコ先生
ニャンコ先生
逃げたぞ、そいつらなら
棗悠希
棗悠希
え?!
素直に驚いた。
てっきりでていけっ!とか、反抗するかと思ったんだけど……
夏目貴志
夏目貴志
多分、もうすぐ帰ってくると思うぞ
棗悠希
棗悠希
あっ、ホントだ!
見ないうちに、疲れた感じだった。
桜雅
桜雅
おお!ユウキよ、
ようやっと来てくれたか!
白炎
白炎
ありがたや
棗悠希
棗悠希
ニカ、サンカ、ヨンカは?
二花
二花
いるに決まってるじゃん……
三花
三花
今来たとこだよ!
四花
四花
大変だったです
それで、みんな揃ったことにより、自己紹介タイムが始まった。
中級
中級
我らは夏目様に犬のように従う
中級
中級
犬の会!
棗悠希
棗悠希
そうなの!
夏目貴志
夏目貴志
知らないからな、俺
夏目の友人は、みんな賑やかで楽しそうで、優しそう。
私とおんなじ
棗悠希
棗悠希
ミスズって………あの三篠よね
ミスズ
ミスズ
ほほぉ、知っているのかニンゲン
棗悠希
棗悠希
うん!三篠の家来っていう、
小さな蛙の妖怪さんとトモダチなの!
ミスズ
ミスズ
我が眷属とトモダチか…………
名前はなんと言う?
棗悠希
棗悠希
棗悠希!
ミスズ
ミスズ
ユウキ殿。
我が眷属の面倒を今後とも、
見てくだされ
棗悠希
棗悠希
はーい、任されました!
ミスズとは、仲良くなれた気がする。
他のみんなとも仲良くなりたいな!
頑張ろ!

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