第41話

ふと不思議に思ったんだが
12,495
2019/11/30 10:44
《あなたside》
一段落して、炎柱様も帰って、蟲柱様も仕事に戻ったため、実弥と2人きりという状況に。
不死川実弥
ふと不思議に思ったんだが、
あなた
なんでしょう?
不死川実弥
最終選別、最後まで残らなかったんだろ?
あなた
はい!伊之助さんが先に帰られるのを見て私も帰って良いものかと思い、帰ってしまいました…((笑
不死川実弥
それは別にいいんだけどよォ、どうして隊服にしろ、刀にしろ、鴉にしろいろいろ揃ってるんだ?
あなた
あー、おば様の家に引き取られる前に住んでいた家…つまりは本当の家族と住んでいたであろう家に1度帰ったのです。
あなた
すると、隊服は少しほつれ等はありましたが、比較的綺麗な状態で置いてありましたし、刀も刃こぼれ1つ無いものがありました。
あなた
鴉は、小さい頃から私の傍にいました。喋る鴉が珍しくて、連れ歩いていたらおば様に見つかって、一時期は鳥小屋に入れられていましたが、村が鬼に襲われた時私の閉じ込められていた小屋の中に鴉がいるのを見つけて、外へ出しました。
不死川実弥
珍しく長く喋ったなァ((笑
あなた
す、すいません!!ついつい長くお話をしてしまいました、
不死川実弥
いや別にいいんだ、それだけ俺に心開いてくれてんだろ?
あなた
もちろんです!!
不死川実弥
それならいい((笑
不死川実弥
っというか、お前の親はきっと鬼殺隊だったんだな。
あなた
そうなんですか?!
不死川実弥
どう考えてもそうだろ((笑
あなた
私ったら馬鹿ですね、15年間もそんなことに気づかなかったなんて、((笑
不死川実弥
まあ、お前らしいと言えばお前らしいな((笑
あなた
…少し…疲れてしまいました、先に休みますね…
不死川実弥
また、目ェ覚まさないなんてことはねぇよな?
あなた
はい、約束します…
不死川実弥
生きててくれて、ありがとなァ。
実弥は私の頭を撫でた。実弥の手の温もりを微かに感じながら、眠りについた。

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