日はあっという間に暮れ、街を堪能し、久々に1日歩いたからか私の体はすっかり疲弊しきっていた。
それか、最悪の考えも頭をよぎった。
─歩いて回るだけでも限界を迎える体になってしまったのか。
もうあまり考えない方がいいかもしれない。
あなた、疲れたか?
え、あ、そうですね…もう結構疲れてきました…
おぶってやるから背中に乗れ
だ、大丈夫です、!まだ歩けます…
あまり無理すんじゃねェよ?
はい、!
大丈夫と言ったものの…だいぶきついですね、
でも迷惑をかけるわけにはいきませんし、
どうしてこう…私ってこんなにもお役に立てないんでしょう…
そんなことはねぇよ。
そう…なのですか?
ああ。あなたが俺の隣にいるだけで、自然と力が湧いてくる。
私が隣に…いるだけで…
お前を守るために頑張らなきゃって思える。
守られている時点で私はお役に立てていませんよ…
まあそうかも知れねぇ。でもな、生きてりゃなんだってできんだろ。
!!
鬼殺隊に確定した明日があるとは限らねぇ。それは柱も一緒だ。
そんな中上限と戦い無事生還したあなたは、立派に鬼殺隊として役に立ってる。
心が穏やかになっていった。嬉しかった。
あなたが鬼殺隊として生きてるだけで、鬼の脅威となることができる。
嬉し…いです…グスッ…実弥に出会えて…よ、よかった…
涙を抑えることができなかった。
それと同時にこれからも鬼殺隊として生き続けると心に誓った。
たとえ呼吸が使えなくとも。
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