第12話

体の傷は傷だらけの過去。
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2019/09/25 08:13
《あなたside》
ここで炭治郎さん達とは1度お別れ。寂しいです…
嘴平伊之助
俺がなぁ!!お前をいつかぜってぇー迎えに来てやる!!!!
あなた
はい!待ってます( ˊᵕˋ )
我妻善逸
(お互いどういう意味か分かってるのかなあ…)
我妻善逸
まあなんにせよ、あなたちゃん元気でね!!また会おうね?!絶対!!絶対ね?!
あなた
はい!そんなに念押ししなくとも、会えますよ´`*
竈門炭治郎
あなたちゃん、不死川さんによくしてもらうんだぞ?きっと、幸せになるんだ!!
あなた
もちろんです!師範であり、兄である実弥を私は心から尊敬していますので( ¨̮ )
竈門炭治郎
そうか、それなら安心だ!じゃあまたね、!
あなた
はい!また近いうちに!
大切な友達との別れがこんなに寂しいなんて、今まで友達と呼べる人がいなかった私にとっては思ってもみなかった。お見送りをして、姿が見えなくなるまで手を振り続け、とうとう姿が見えなくなったとき、寂しさを痛感した。
不死川実弥
俺の屋敷にこい。
あなた
はい!!
不死川さんの屋敷に到着し、私の部屋へ案内される。
あなた
これが、私のお部屋!!
今まで自分の部屋と呼べるものを持っていなかった私は、とても嬉しかった。
不死川実弥
急遽だったから女っ気のねェ部屋ですまねェ。
あなた
いえ…すごく嬉しいです!!
不死川実弥
そうか。今日はもう着替えて風呂入ってゆっくりしろ。
あなた
ありがとうございます!!
不死川実弥
おう。
実弥が部屋から出て行ったのを確認し、着替え始める。実は私隊服はそんなに好きじゃない。だから素早く脱ぎ始める。
あなた
…はぁ…
目の前に私と同じ背丈くらいの鏡が置いてあり、自分の体が見えた。できれば…見たくなかった。傷だらけ。殴られ、蹴られてできた痣、タバコの火を押し付けられた痕、切り付けられ、それを自分で縫った痕。普段は服で隠れてる、私の傷だらけの過去と体が露わになった。
あなた
こんなんじゃあ、お嫁にも行けないな…
不死川実弥
あ、そういえば、その部屋の物は自由に使って…ってうわっ!!すまねェ!!
まさか、入ってくるとは思っていなかった。素肌を見られることに抵抗はないが、この傷を見られてしまうのはいささか抵抗が…
でもわざとなわけではないわけだし…こんな姿を受け止めてくれるでしょうか…扉越しに話かけてみる。
あなた
…キズモノだと思いましたか…?

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