無料ケータイ小説ならプリ小説 byGMO

一覧へ

第1話

その藍色に吸い込まれそう。
前に1度だけ会った女の子が、忘れられない。
最終選別のとき。1人だけ、悲しそうな目をしていた。悲しそうなのに、その美しさに吸い込まれて行きそうだった。藍色の目が、ひどく美しかった___
《最終選別のとき》
竈門炭治郎
1人で行動するのって案外怖いんだな…
ガサガサッ
竈門炭治郎
鬼?!
あなた

人です。

竈門炭治郎
ああ、人だあ!!
あなた

あなた…

竈門炭治郎
…?
彼女は俺の事をじっと見つめてきた。瞳の奥を覗き込まれたような気がした。藍色の瞳…吸い込まれそうだ。とても悲しそうで、とても…
竈門炭治郎
美しい
あなた

美しい

竈門炭治郎
同時…
でもあなたも「美しい」って…
あなた

あなたの目、真っ直ぐできれいですねって言いたくて…

竈門炭治郎
俺も、!あなたの目が美しいなって、思ってました!
あなた

同じこと、考えてたんですね((ふふっ

笑った顔も、きれいだなあ〜
あなた

…?どうかしました…?

竈門炭治郎
あ、いえ!なんでもありません!あの…お名前教えてもらえませんか…?
あなた

私は、東雲(しののめ)あなたと申します。あなたは?

竈門炭治郎
俺は、竈門炭治郎です!
あなた

炭治郎さん…ですか。いい名前ですね!

竈門炭治郎
そ、そうですか?あなたさんこそ!!
あなた

ありがとうございます!

人間の、人間のぉ、に、匂いがするぅ!!
あなた

鬼。

竈門炭治郎
あなたさん、ここは俺が!
あなた

いえ、私がやります。

すう、
あなたさんが息を吸って、刀に手をかけた。
あなた

全集中…花の呼吸、壱の型、桜花爛漫。

次の瞬間、桜吹雪が吹いたかと思ったら、鬼の方へ向かうあなたさんの動きに合わせて桜吹雪が吹き、一瞬のうちにして鬼の首を切っていた。
ま、まだ、死、しにた、くない…
あなた

桜花爛漫は、最後に桜のいい匂いがしてくると思います。心が、きっと落ち着くでしょう。

い、いい、いい匂い…
あなた

あなたの食った人間に心から懺悔し、自分の行いを反省しながらゆきなさい。そうすれば、桜吹雪が上へ連れて行ってくれることでしょう。

ご、ご、、ごめん、なさ、い…
あ、あり、がとう…
あなた

桜花爛漫の…終焉

カチンっ
あなたさんが刀をさやの中に収め切った時、桜吹雪が止み、鬼も消えていった。
そしてなぜだか、あなたさんは涙を流していた。
竈門炭治郎
ど、どうしたんですか?!
あなた

鬼とはいえ元は人にあり…悲しいことですね…

竈門炭治郎
?!
あなた

鬼に情けをかけるなんて、頭おかしいって思いましたよね…

竈門炭治郎
いえ、俺も同じことを考えるんです。だから、あなたさんは間違ってないと思います
あなた

そうですか、!初めて肯定されました…嬉しいです((ニコッ

竈門炭治郎
はい!あの、よろしかったらこの先も俺と一緒に行動しませんか…?
あなた

ごめんなさい…あなたといれば楽しいですし、心が安らぐ。でも私、鬼を寄せてしまうんです。

竈門炭治郎
鬼を寄せる…?
あなた

はい…なので炭治郎さんを危険な目に合わせるわけには行きませんから、お別れにしましょう。

竈門炭治郎
やっぱり、優しいんですね。わかりました。でも、ちゃんと生きてください!俺と約束です!
あなた

ありがとうございます!分かりました、またお会い出来るのを楽しみにしていますね…!

そう言ってあなたさんは消えた。牡丹の花びらと、優しい匂いと、その奥に隠れてる大きな悲しい匂いを残したまま。

シェア&お気に入りしよう!

この作品をお気に入りに追加して、更新通知を受け取ろう!

ひゅうがなつ🍊
ひゅうがなつ🍊
アニメ大好きです!! 小説書くの初めてなので下手ですが、 楽しく読んでいただけると嬉しいです😊 投稿不定期です…
ノンジャンルの作品もっと見る
公式作品もっと見る