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第5話

1,289
2019/08/20 23:16
あなたside
あなた。
あなた。
そらるさん!
ベッドで寝ているそらるさんへと声をかける。
そらるさん。
そらるさん。
ん~……うるさい…
あなた。
あなた。
うるさいじゃない!
もうお昼の3時だよ!起きて~!!
そらるさん。
そらるさん。
………やだ。
あなた。
あなた。
なっ……
そらるさん。
そらるさん。
………あなたも一緒に寝ればいいんじゃない。
あなた。
あなた。
へ?
そらるさん。
そらるさん。
ん。
そらるさんにハグをされ、そのままベッドへと倒れこんでしまった。
あなた。
あなた。
そらるさ……
そらるさん。
そらるさん。
あなた。
俺、そんなに頼りないかな。
あなた。
あなた。
え?
そらるさん。
そらるさん。
相談できないくらい、俺って頼りない?
彼氏としてあなたの支えになれてない?
後ろから私を抱き締めているそらるさんの腕が強くなる。
あなた。
あなた。
そんな事……
そらるさんが私の背中にグリグリと頭をつける。
そらるさん。
そらるさん。
俺、あなたが悲しそうにしてる顔、見たくない。
背中には濡れたような感覚。
………そらるさんの涙……?
私、そらるさんの事不安にさせちゃってたんだ…
あなた。
あなた。
………そらるさん!
私……
そらるさん。
そらるさん。
スースー
あなた。
あなた。
ってあれ?
寝てる??
人がせっかく相談しようとしたのにこの人は…
なんて思いながら覚悟を決める。
そらるさんが起きたらまふ君との約束の事を言おう。
あなた。
あなた。
言った方がきっとそらるさんの為になるから…
そう自分に言い聞かせて息を整える。




そらるさんが起きるのは大体いつも5時頃だ。
それまでに、心の準備をしておかないと……


…………………………
そらるさん。
そらるさん。
おはよ…。
午後5時。

予想通りそらるさんが起きてきた。
あなた。
あなた。
おはよ!
…そらるさん。
話したい事があるから、そこに座ってもらってもいい?
そう言って目の前の椅子を指す。
そらるさん。
そらるさん。
ん。
そらるさんも何かを悟ったのか何も聞かずに椅子に座ってくれた。
あなた。
あなた。
そらるさん。私ね、昔まふ君と約束したことがあって…
そこからは約束の事。
昨日再開した時にその事を思い出した事。
全部を話した。
そらるさん。
そらるさん。
………
私が話している間そらるさんは
何も言わずに真剣に話を聞いてくれた。
あなた。
あなた。
………これで全部だよ。
そらるさん。
そらるさん。
……あなたは、
あなた。
あなた。
う、うん。
そらるさん。
そらるさん。
あなたは、どうしたい?
あなた。
あなた。
え……。
私、は……
そらるさん。
そらるさん。
今の話を聞いてると、
まふまふに少し心が揺らいでるように見えた。
あなた。
あなた。
……
そらるさん。
そらるさん。
あなたは、
俺と別れて約束を果たしたい?
あなた。
あなた。
そんな事っ………!
『ない』と言いたいはずなのに言葉が出てこない。
私がまふ君に心揺らいでいるのは事実だから。
そらるさん。
そらるさん。
………俺は、あなたの事が好きだし、
あなたには幸せになってもらいたい。
そらるさん。
そらるさん。
だから………
あなた。
あなた。
だから……?
そらるさん。
そらるさん。
あなたが、
まふまふと一緒にいる事が幸せだって感じるなら
俺はそれを受け止めて、素直に別れるよ。
あなた。
あなた。
え………。
そらるさん。
そらるさん。
あなたが好きなようにするから。
あなた。
あなた。
………そ、そらるさんは私と別れるのが苦じゃないの…?
そらるさんの話は、
『私が望むならきっぱりと別れる』という風に捉えられた。
あなた。
あなた。
私は、そらるさんと離れたくないよ!
そらるさんも私と同じ気持ちじゃないの?
そらるさん。
そらるさん。
……俺だって、あなたと別れたくない。
ずっと隣にいたい。
でも………
そらるさんが口をつぐむ。
そらるさん。
そらるさん。
でも、俺の幸せはお前に幸せになってもらうことだから。
だから…お前が望むなら、お前が俺との未来よりも大きな幸せを見つけたなら俺はお前と別れる。
あなた。
あなた。
…………!!
あなた。
あなた。
そ、んな……
そんな事言われても………分かんないよ…。
フラフラと玄関に向かって歩く。
そらるさん。
そらるさん。
あなた……?
あなた。
あなた。
……コンビニ行ってくる!!
そらるさん。
そらるさん。
え。あ……待っ…
そらるさんが何か言い切る前にドアを閉める。
コンビニに行くなんて嘘だ。
行き先も分からないままただただ走る。
涙が乾くまで、走る。
あなた。
あなた。
ハァハァ……ッ…
別れたくないって。
まふまふのところなんか行くなって。
しっかり言ってほしかった。
揺らいでいる心をそらるさんの元へまた、手繰り寄せてほしかった。
そらるさんの優しさは身に染みて分かってる。
さっきだって、私の幸せを第一に考えてた。
そらるさんの優しさが滲み出てた。
でも、私にはその優しさは
とても辛いものだった。

もっと引き留めてよ。
私をそらるさんのものにしてよ。
多少強引でもいい。
お願いだから、そらるさんに心が傾く様にして。

じゃないと私………
またまふ君の事…好きに………
そんな事を考えながら走っているときだった。
あなた。
あなた。
……キャッ…
誰かとぶつかった。
まふ君。
まふ君。
あ……ご、ごめんなさい…。
って、あなたちゃん??
まふ君だ。
何でよりによってこんな時にまふ君…?

神様。これは彼氏がいるのに他の男の人へ心が揺らいでいる私への罰ですか……。
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作者。
作者。
投票、ありがとうございました。
結果としては、まさかの全票『約束を話す。』でした。