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第11話

大好きな人。
915
2019/12/07 03:56
あなた。
あなた。
………ん。
あなた。
あなた。
ふわぁぁ……
もう朝か……
結局まふ君の家で一夜を過ごしてしまった。
あなた。
あなた。
………学校…
制服どこだ………。


そう思い、ベッドの横に視線を落とすと、
綺麗に畳んである制服が目に入った。
あなた。
あなた。
………あれ?
私、こんな綺麗に畳んだっけ……?
あなた。
あなた。
……まぁいっか
きっと、覚えてないだけ。
そう自分に言い聞かせて、制服に着替えて
リビングへと行く。
あなた。
あなた。
おはよ~…
まふ君。
まふ君。
あなたちゃん!おはよ!
まふ君。
まふ君。
これ、朝御飯の食パン!
あなた。
あなた。
……ありがとう…
眠気と戦いながらパンを受けとる。
まふ君。
まふ君。
………ククッ…
あなた。
あなた。
え。な、何?
なんで笑ってるの?
まふ君。
まふ君。
いや………。
まふ君。
まふ君。
あなたちゃん、朝弱いのは変わってないんだな~って!
あなた。
あなた。
変わってないよ………
朝だけ時間が遅くなる魔法が使えたらいいのに……
まふ君。
まふ君。
小さい頃と同じこと言ってる……w
あなた。
あなた。
えっ!?
小さい頃、私そんな事言ったっけ!?

………まふ君、よく覚えてるな~
まふ君。
まふ君。
………あなたちゃん。
学校、そろそろ行かないとまずいかも……
あなた。
あなた。
………え。
今何時?
まふ君。
まふ君。
8時…………
あなた。
あなた。
………
まふ君。
まふ君。
……
あなた。
あなた。
い、急がなきゃ!!!
あなた。
あなた。
まふ君も、私の事待ってないで先に行っていいのに!
まふ君。
まふ君。
でも、僕はあなたちゃんと登校したい……
あなた。
あなた。
もー…………
急ご!
あなた。
あなた。
あと、待っててくれてありがとう!
まふ君。
まふ君。
!!
うん!
遅刻だ……。そう思いながら、まふ君の手を引いて走った。
まふ君。
まふ君。
………
遅刻なのに、まふ君はなんでそんな嬉しそうなの………。
…………………………………………………………………
あなた。
あなた。
…………はぁ。
あのあと、結局遅刻して、
職員室で説教された。
あなた。
あなた。
怖かったなぁ………先生。
……………!!!
あなた。
あなた。
あれって………
そらるさん?



技術室に入っていくそらるさんが目に入った。
まふ君。
まふ君。
………どうしたの?
さっきまで一緒にお説教を受けていたまふ君がひょこっと顔を出して聞いてくる。
あなた。
あなた。
………今、そらるさんがいて……
まふ君。
まふ君。
……!
そっか……
あなた。
あなた。
……………
どうしよう。
そらるさんに声をかけてみようか。
………でも、いきなり家を飛び出した手前、
話しかけるのは勇気がいる………




…私にはそんな勇気、ない。
あなた。
あなた。
…………教室、戻ろっか!
まふ君。
まふ君。
う、うん!
……………………………………………………………
放課後
あなた。
あなた。
まふ君!
帰ろ!
まふ君。
まふ君。
…………あなたちゃん。
あなた。
あなた。
まふ君。
まふ君。
………そらるさんに声かけなくて、
本当に良かったの?
あなた。
あなた。
…………!!
そ、れは……
まふ君。
まふ君。
あなたちゃん、
ずっと自分に言い聞かせて、無理してるみたいだった。
まふ君。
まふ君。
本当は、僕の事なんか頭になくて
そらるさんの事で一杯なんでしょ?
あなた。
あなた。
………!!
あなた。
あなた。
それは、違うよ………
あなた。
あなた。
まふ君の事は、幼馴染みとして、
大切に思ってる。
まふ君。
まふ君。
…………幼馴染みとしてじゃ、
僕は駄目なんだよ………
あなた。
あなた。
それって、どういう……?
まふ君。
まふ君。
とにかく!
そらるさんの事、あなたちゃんは大っ好きなんでしょ?
まふ君。
まふ君。
だったら、早く謝ってこないと。
まふ君。
まふ君。
話してこないと。
まふ君。
まふ君。
時間がたってからじゃ、
遅いんだよ?
あなた。
あなた。
…………
まふ君。
まふ君。
行って!
僕が、応援してるから!
あなた。
あなた。
…………うん!
ありがとう。
まふ君。
それだけ言って、私は走り出した。




そらるさん、
どこにいるかな……