今日は高校の入学式
友達できるかなと思いながら
私は教室へむかった
ガラガラッ
ドアを開けると私が遅かったみたいでクラスメイトほとんどが席に座っていた
私の席どこだろうとおもってさがすと
一番後ろの窓際から2番目だった
まぁ目に付きにくいしラッキーと思っていた
荷物をおいて
風くるなぁとおもって
左側の窓際を見ると
1人の男子がいた
綺麗に風になびく目にかかった赤髪
綺麗な横顔
広い肩幅
首筋に浮き出る血管
顔をしっかり見た訳でもないのに
すごくドキドキして
しばらく意識なくぼけーっと見つめていた
するとふっとこっちを向いた
やばい!見とれてるのバレた…
と正面を向いて一瞬誤魔化した
でもやっぱり気になってすぐに左を向くと
すこし首を傾けて
数秒間が空いてから
? 「隣だね。」
私 「よろしく!」
?「うん」コクッ
そういって赤髪の男子は頷いた
何だか優しそうだな
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。