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百合「もう、めっちゃ良かったぁ!」
本当に終わってしまった…。
出来ることならもうちょっとだけ見ていたかったな…なんて。
そんな事叶うはずもないけど。。
「そうだね…」
取り敢えず百合とアリーナを出て人混みに流されながら会場の外へと向かう。
百合「…あなたもしかして、泣いた?」
いきなり百合が振り向いたかと思うとじーっと私の顔を見つめてそう言った。
なんでバレたんだろ…
やっぱり百合は鋭いなぁ~。
もうコンビニの事も話してしまおうか…。
「うん。感動しちゃってさ~…!」
百合「とうとうあなたに GENERATIONSの良さが伝わったか!」
まぁ、 GENERATIONSだけど詳しく言えば数原さんだけなんだけどね…笑
「あと、ちょっと話したい事があるんだけど…。」
百合「話したい事?じゃあお腹も空いたし、約束してた焼肉屋でも行きますか!」
「うん、そうしよう!」
ホルモン屋は楽しみだけど緊張するね。
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その噂の焼肉屋に着いた。
ん~、やっぱりいい匂いだなぁ。
更にお腹空いてきたよ。
店員さんに案内してもらって席に着く。
百合は席に着けば早速メニューを手に取っている。
百合「取り敢えず何食べる?」
え?まずはやっぱりあれしかないでしょ!
「ホルモン!」
百合「そうですよね。笑 ほんとにあなたホルモン好きだよね~笑」
だってあれは神だよ⁉
本当に、ちょー美味いもん。
「だって凄くあれ美味いもん!」
百合「はいはい笑じゃあ後は適当に頼んでおくね~」
「うん!よろしく~」
流石、百合だね。
百合は女子力が高い。
きっとモテるんだろうなぁ…。
百合「…で、話したいことって?」
あー、そうだ。
ちゃんと話さないと…
百合はどんな反応するんだろうか。
「えっとね、私…」
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。