学校をでると行き場のない怒りが途端に涙となっていた
泣きながら公園につくとベンチで水筒の水を飲んだ
涙が収まると次はどんどん悲しくなってきた
スマホから通知音がしたが怖くて見れない
もう、通知音を消そうと
スマホを手に取ると不思議な画面が現れた
真っ黒な背景に
「株式会社正界へようこそ
貴方を株式会社正会に入
社する事を許可します。」
と白い文字で書かれていた
意味がわからなくて
まさか、スマホがハッキングでもされたのかとまた怖くなった
その途端に目の前が真っ暗になった
真っ暗で何も見えないが手足の感覚はある
それとさっきから、女の人であろう声が響き渡っていた
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。