次の日
やまずに鳴り響く通知音のせいで目が覚めた
イラつきながらもスマホを手に取った
時刻は朝の5時だ
なんだなんだと通知を確認すると
+5200
は?
なんでこんなに通知が?
しかも、昨日返信した掲示板だ
まさか………
急いで掲示板を開くと物凄いことになっていた
「は?お前何ヒーローぶってんの?キモ」
「お前の方が生きる価値なーし」
「誰だよお前、知ったような口聞くな」
どんなにスクロールしても、続いてく返信は全て
「簡単に、人を傷つけられるお前の方が生きてる価値ねぇよ」
と、俺が昨日書いた物にだ
やばいと焦りが募ってゆく
スクロールしていくと、個人情報特定してやると書いてるやつもいる
冷や汗がダラダラと流れている
俺は自分のTwitteaのアカウントを開いた
そこには知らない人からのDMで誹謗中傷が書かれている
俺は誹謗中傷なんかよりも、アカウントがバレている事が怖くて仕方がなかった
しかも、このアカウントはクラスの人や友達も知っている
このまま学校に行けば……
頭がぐるぐる回って何も考えられなかった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。