第6話

君の声、
396
2018/05/01 11:22
おはよ〜う。





ビク"

あ やめて!

涼 ん? どうした?

あ なんだ、君か、よかった。

涼 あーあいつらだと思った?

あ うん。…ごめんね、

涼 ううん。ぜんぜん!

あ ありがとう。

涼 あ!電車乗り遅れちゃう!
急ご!急ご!

あ うん!!


ほのはside


君は私の手を握りしめて

電車へふたりで駆け込んだ。

君と 2人の電車は誰もいないような、

ふたりだけの大切な時間だった。

君にとっては1日の出来事かもしれない。

でも、私にとっては一生の思い出。

いつか、この想いが通じ会えたら…

いいな。



涼介side

僕は昨日勇気を出して君の隣に座り、

話しかけた。君は思ってた声とは

違ってた。思ったより低い声で、

冷たかった。でも、

僕が握った手はとても暖かかった。

少し照れくさかったけど、

そんな気持ちは無くなって

幸せな気持ちになった。

君にとっては1日の出来事かもしれない。

でも僕にとっては一生の思い出。

君と電車へ駆け込んだ初めての朝。









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