第6話

#Jungkook
4,336
2018/10/03 12:31
× JK side ×





朝目が覚めるとまず最初に目に入る



自分の付けたマーク





色白なあなたに付いた赤いマークは



更に赤く際だつ





たまらない



毎朝この無数のマークを見る度





あなたを独占してる快感が体を走る





JK「あなた、起きて」






だから朝は機嫌がいい






朝が苦手なあなたを優しく起こす






JK「仕事でしょ?準備しなくちゃ」


「…うん」






朝になると昨日の夜の恐怖が薄れるのだろう





あなたも朝は甘えてくる





「まだ寝てる…」


JK「ダメだよあなた、起きて?」







でも決まって



ある言葉言うと




あなたの恐怖心はよみがえる






JK「起きないと縛るよ」


「…」





ほら起きた




毎朝この瞬間から



恐怖と戦ってるんだろう





JK「お腹空いた!」


「す、ぐ作るよ」


JK「待ってる!」






あなたは恐怖だろうけど




僕は機嫌がいい。




ほうだと思う






だけど料理を作りながらいつもぼーっと考え事をしてるあなたを見ると




僕の機嫌は凄まじい勢いで悪くなるんだ




「わっ…」


JK「誰の事考えてた」






後から抱きしめるのは

普通に見えるかもしれない



朝からイチャイチャする普通のカップルに
見えるかもね



だけど違う





更に恐怖心を与えて僕の中の独占欲を増やすんだ







JK「この包丁で刺したら痛いかな?」


「さ、さぁ…」


JK「きっと痛いだろうなぁ」


「そ。う、だね」


JK「他の男の事考えたら、許さないよ」


「分かってる、私にはグクだけだよ?」





本気で言ってるのか



ただ僕の機嫌を更に損ねない為か




多分、損ねない為だろうね?





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