こんにちは!
すんぐぁんです!
今日は,ぬなに別れようドッキリをしていきます!
『ぬな…』
「なんでそんなに元気無いの?」
『お話があって…』
「…ッ」
ぬなは,何かを思い浮かべたのか,急に涙目になった
『僕,別に好きな人が出来ました』
「…」
ぬなの目の涙は,どんどんと増えて,遂には一粒の涙が落ちた
『だから別れましょう』
「い…やだ!」
『でも,もう僕,ぬなの事好きじゃないんです!!!』
「ずっと一緒って言ってくれたじゃん!」
『…それは』
ちょっとやり過ぎたかな…なんて思いながらも,後で謝れば良いやと思っている自分が居る
「もう良い,出てく」
颯爽と部屋を出て行こうとするぬなの腕を掴んで言った
『ドッキリ…です』
「ふぇ…?」
『ごめんなさい』
ぬなの涙は止まらず,滝のように出てくる
するとぬなは急に抱きついてきた
「もう…離れない?」
『はい,絶対』
「大好き」
『愛してます』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!