第3話

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2018/06/03 05:39
葵 優奈
おはよ……って珍し!
安斎 翼
ん?なにが?
教室に入ると色んな意味で有名な結城千裕が珍しく学校に来ていた
結城 千裕
ん?
よぉ〜おめェら
葵 優奈
よぉおめェら。
じゃないでしょ!
結城 千裕
っせーな朝っぱらから
安斎 翼
まぁまぁ珍しく来てるんだからイイじゃない
葵 優奈
翼はこのヤンキーに甘いのよ!
いくら幼馴染だからって甘やかしすぎ!
生徒1
あ、あの…結城クン…
結城 千裕
ア゙?
生徒1
ヒッ!!
葵 優奈
ったくそれ怖いから
どうしたの?
生徒1
きょ、今日日直だからこれ…
運悪くヤンキーさんは日直だった
結城 千裕
んで俺が来た時こーゆーめんどォーなのが回ってくんだよ
葵 優奈
つべこべ言わずにやる!
結城 千裕
ったくめんどくせーな
やりゃーいーんだろやりゃー
先生
お前らー席につけー
先生が来て朝のホームルームが始まった
先生も「結城じゃないか」と千裕が来ていたことに驚いていた
キーンコーンカーンコーン
葵 優奈
しゃっー!
お昼ー!
安斎 翼
ねぇ優奈?
今日天気いいから屋上で食べない?
葵 優奈
おっ!イイネイイネ!
行こいこ!
私達は屋上へ向かった
屋上へ行くと結構人がいて私達はたまたま日陰が空いていた所に座った
葵 優奈
イッタダキマース!
安斎 翼
いただきます
葵 優奈
ねーねー翼
前からずっと思ってたんだけど、それ翼が作ってるの?
安斎 翼
え?これ?
葵 優奈
うん
翼のお弁当すっごく綺麗で美味しそうだもん
安斎 翼
まぁね
だってお母さん達は今北海道だから
葵 優奈
いいなぁ〜北海道
一度でいいから行ってみたいなぁ〜
私は優奈達にお母さん達はお父さんの転勤で北海道へ行ったと伝えてある
葵 優奈
でも1人じゃ寂しくない?
安斎 翼
もう5年も経つし慣れたよ(笑)
ガチャ
屋上に誰かきた
目線をそっちに移すとそこにはヤンキークンがいた
他の女子生徒がヤンキーを見ていると、
結城 千裕
ア゙ア゙?
何見てんだおめェら
喧嘩売ってんのか?
生徒1
ご、ごめんなさい!
みんなヤンキークンを恐れて屋上から出て行ってしまった
ヤンキークンが私達に気づいてこっちに来た
安斎 翼
こっわっ
葵 優奈
アンタもっとほかの言い方あるでしょーが
だから避けられるのよ
結城 千裕
うっせーな
黙ってろよデブ!
葵 優奈
は!?
私のどこがデブなのよ!
結城 千裕
おっ!
翼ソレうまそーだなひとつ俺にくれ
葵 優奈
ちょっと!私の話聞いてるの!?
安斎 翼
あ、ちょ、千裕!
私の唐揚げ!
ヤンキークンは私の許可無く最後まで残しておいた唐揚げを食べてしまった
結城 千裕
んっ
んめっ!
また作れよ
安斎 翼
えーめんどくさいから嫌
葵 優奈
ねー!総長!
結城 千裕
その呼び方で呼ぶんじゃねーよ
葵 優奈
だって事実でしょ!?
キーンコーンカーンコーン
安斎 翼
やばっ!
優奈!チャイム鳴っちゃった!
早く戻らないと!次移動だよ!
葵 優奈
忘れてた!
私は急いで弁当を閉まって屋上を出た

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