北
北「もうさすがに終わりや」
侑「あともう1本お願いします」
北「だめといったらだめや」
今は侑のサーブに付き合っとる。
いつも1人で残って練習しとるからオーバーワークしとるんやろなと思って残ったんやけど大当たりやった。
北「片付けるで」
侑「…はーい」
今日は午前中までが部活で、午後の3時にはもうみんな帰っとる。いるのは俺と侑だけや。だから片付けるのが大変やな。
北「きっちりネット畳みやよ」
侑「わかってますよ!」
俺らは付き合っとるんや。侑に2週間前に告白された。初めて好きになった人やったからいろいろしたいんやけどどうやってすればええかわからん。まず、えーときす?からか…どうゆぅ時にすればええんやろ。あかん調べなあかんわ。でも何で調べるんや?スマホにのっとるんかな…のってなかったらどうs
侑「北さん!これどこにおけばええですか?」
北「あーそれはここや」
侑「あっ、ありがとうございます。
そういえば何かあったんですか?」
北「あーなんでもない。ただの考え事や」
侑「考え事なんてあるんですね、なんのですか?」
北「きすっていつどうやってすればええんかなと思て、侑しっとるか?」
侑「!!えっとそれは…俺に、ですか?」
北「侑以外に誰がおんねん」
侑「えっと……大丈夫ですよ。心配しなくても俺が先にやるんで」
北「普通先輩が先にやるんちゃうの?」
侑「えっあーっとですね………」
すると侑は窓の方を見た。
侑「ゔぅ」
北「!どしたん?侑」
どっからどう見ても様子がおかしい。
侑「来るな」
北「えっ」
侑「北 さ ん 逃 げ て」
いや、逃げたらあかん。侑が大変そうにしとるんやとにかく救急車や
侑
はぁ〜北さん、可愛いぃ。もうなんかあかん!襲いたくなる。2人きりで我慢できるかな。
あかんあかんここは慎重にいかな。
そんなこと思って会話をしとると
北「キスっていつ、どうやってすればいいんかなと思て、侑しっとるか?」
えっえっえっ
侑「!!えっとそれは…俺に、ですか?」
北「侑以外に誰がおんねん」
はぁーっそんなこと考えとってくれたん?!しかもそれさらっと言うてまうし、ほんま、もー!どんだけ北さんは俺の理性えぐれば気が済むん?!かわいすぎやろ!
侑「えっと……大丈夫ですよ。心配しなくても俺が先にやるんで」
北「普通先輩が先にやるんちゃうの?」
自分が攻めやと思っとるん可愛すぎんか?!
すると北さんの背後に赤い月が見えた。
珍しい月やなーっ
そんなことを思っとれるんのも今だけやった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーどもどもーはるでーす。
本当はこの物語、影日が終わったらなんとなく順番で行こうと思ったのですが、急に物語が浮かび上がってきたので侑北になってしまいましたすいません。
リクエストされたら次に必ずその物語にするので大丈夫ですよー((どいうことやねん
それではお体に気をつけて最近は寒いですからバイバイ!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。