第2話

2話
296
2021/08/20 09:00
次に目に入ってきたのは真っ白な天井だった。
星野 詩
星野 詩
ここは…?
神崎 アオイ
神崎 アオイ
お気づきになられましたか。
星野 詩
星野 詩
ビクッ
神崎 アオイ
神崎 アオイ
すみません、驚かせてしまいました。
神崎 アオイ
神崎 アオイ
私の名前は神崎アオイです。
しのぶ様を呼んでくるので
少し待っていてください。
星野 詩
星野 詩
は、はい…
<数分後…>
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
お待たせしました。
小柄な美しい女性が奥から出てきた。


しのぶ様と呼ばれているその人は私の体を
丁寧に診察してくれた。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ふむ…無事回復されたようですね!
良かったです。
星野 詩
星野 詩
あ、ありがとうございます。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
早速で申し訳ないのです、ある場所へ
行っていただけないでしょうか?
星野 詩
星野 詩
はい…





連れていかれた場所は、お館様と呼ばれている方の
御屋敷だった。




産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
やあ、来てくれてありがとう。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
私は産屋敷耀哉。
君の名前を聞いてもいいかな?
星野 詩
星野 詩
あ…星野ほしの うたです。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
とてもいい名だね。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
それじゃあ…詩、単刀直入に言おう。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
君も鬼殺隊に入らないかい?
星野 詩
星野 詩
鬼殺隊…
助けてくれた人達も言っていた。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
おっと、説明がまだだったね。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
鬼殺隊とは…君たち家族のような
人間を襲う鬼を狩る組織だよ。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
政府には認められていないが…
数百人が所属している。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
ほとんどが鬼に大切な人を
奪われ、鬼を憎んでいる人達だ。
星野 詩
星野 詩
そんなに…
驚いてしまった。

同じ境遇の人がそんなにいるのかと。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
鬼殺隊に入るには過酷な訓練が
必要だけれど…
君ならきっと出来るだろう。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
どうだい?
星野 詩
星野 詩
私は…












星野 詩
星野 詩
鬼殺隊に、入りたいです。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
…ありがとう。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
まずは…修行を積むといい。
最終選別に合格し、鬼殺隊に入るために
星野 詩
星野 詩
はい。
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
ああ、最初の方は柱の子達に
見てもらいなさい。
星野 詩
星野 詩
柱…?
産屋敷耀哉
産屋敷耀哉
鬼殺隊最高位の剣士達だ。
名前と住所を教えるから、
順番に行っておいで。
星野 詩
星野 詩
はい…?











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