移動速度も大分速くなり、予定より早く
次の柱の元へ着いた。
コンコンコン…
挨拶も慣れてきた。
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私は先の訓練で時透さんに言われたことを話した。
甘露寺さんにアドバイスを受けながら、
体力づくりと呼吸探しをした。
そうして、教えて貰いながら自分で考えること1週間。
ついにその日が来た。
私は自分で作った呼吸、「星の呼吸」の壱ノ型を見せた。
ズバッ!!
安心したのか、その場にへたりこんでしまった。
ようやく、私は自分の体に合った呼吸を手に入れた。
次の1週間も次々と技を考え、
陸ノ型まで作ることが出来た。
ここから私の予定は少し変更して、
とにかく鍛錬することになった。
多分、私がオリジナルの呼吸を見つけたからだろう。
その日の夜、私は決意をさらに固くした。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。