キーンコーン……キーンコーン……
─────
キーンコーンカーンコーン……キーンコーンカーンコーン……
本鈴と同時に先生が入ってきた。
─────
滞りなく授業は進み、5限の授業は終わった(途中でデュースが当てられて堂々と答え堂々と間違えるというハプニングはあったけど笑笑笑)。
さすがにこれ以上からかうのは可哀想だからやめとこ…。
みんなそれぞれ着替えを持って教室から出る。
──────
──着替え後。
仲良しかよ笑笑
なんかぶつぶつ言ってるけど大丈夫か?
前の世界じゃあ、ほうきで空飛ぶのとか童話の中の話だったからね。
そんなことするくらいなら空間転移魔法使ってたし。
言われてみれば…笑
私がちゃんと魔法使ったら確実に驚かせる自信あるけどね、言わないけど。
2-C……ね、多分知り合いはいないな。
ま、関わることはないっしょ。(フラグ)
──────
だから仲良しか笑笑
そこまで言うなら完璧に乗りこなしてやろうじゃん?
自分用のほうきを手に取り、まずは跨がる。
少し魔力を込めれば簡単に浮いた。
……よし、こっから。
そのまま急上昇し、くるっと一回転して元の体勢に。
高度を保った状態で右手を放し、左足をほうきにかけ。
かけた左足を伸ばして右足もほうきにのせる。
つまりほうきの上に立っている状態。
そのまま空を旋回。
一周したらほうきからジャンプし、ほうきはその場に固定。
落ちる前に両手でほうきをつかんでその勢いのまま逆上がりの要領でお腹にほうきがきている状態に。
そこから腕を重心に足を振り上げて跨がる状態に体勢を戻す。
そして降下。
着地。
頑張ったのに。
なんか勢いが…笑笑
先生も見ていたようで、誉めてくれた。
なんか………嬉しいはずなのに悪寒が…
┄┄┄┄┄┄┄┄
キリ悪いですが一旦切ります💦
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!