第31話

You side
1,551
2021/06/14 13:00



お気に入り100⭐️ありがとうございます!!!
めちゃくちゃ嬉しくて心臓が口から出ました


これからもよろしくお願いします!!💕



では!お楽しみくださーい!👋




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私はバスのなかで寝ててしまってたみたいだった







でも、ある声で目が覚めた




「じゃあ~、まず好きな人いますか?」


凛ちゃんの声だった


多分なかなかの声量だったから起きちゃったんだと思う、
だけど、好きな人という言葉にも反応してしまったんだと思う



でも、ここで起きてしまうと流れを崩してしまうと思って寝たふりをした






凛ちゃんがどんどん好きな人を聞いていく



拓哉君と風君は言わなかった


謙杜はわからないと言った




そして、駿佑は

























凛ちゃんが好きだと言った





悲しかった、苦しかった、


だって、駿佑は恋とかしたことがなくて
恋愛わからなーいっていう感じだったのに


しかも、相手が凛ちゃんで、


凛ちゃんが駿佑の初恋の相手になると思うと



悔しくて、寂しくなった





でも、駿佑が凛ちゃんの名前をあげた瞬間
周りが静かになった、多分みんなも驚いたんだろう


駿佑の鈍感さに、


呆れたんだろう





多分拓哉君も風君もまだ会って、さもないけど、
わかってたんだと思う
駿佑がどんだけ鈍感で恋というものかわからないのか




でも、謙杜と私は1番にびっくりしたと思う


だって、ずっと一緒で
駿佑に好きな人がいたことがないことも
駿佑は恋愛というものにとても鈍いということも

全部、全部知ってたから



そんな駿佑が今、好きな人がいると言って
しかも、相手は年下の凛ちゃんで



でも、思った



駿佑は恋愛というものがどういう感情になるのかまだ、わかってないと思う

多分駿佑は、仲がいい人が好きな人なんだとでも思っているのではないか



好きという感情をまだ知らないと思う



それよりも、













私が信じたくないからかもしれない






その頃凛ちゃんはまんざらでもない反応をして
喜んでいる









気分が下がったような気がした




でも、せっかくのキャンプだし!

実行委員長だし!リーダーだし!!



楽しまなきゃ!


そう思って




『何の話してたの~?』



と、何も聞いてないような素振りで振る舞った
















駿佑の発言がそんなに重いものだとはまだ知るよしもなかった

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