第26話

chapter 25
3,146
2021/09/18 07:00

藍side




体育館に戻る気にもなれなくて















1人誰もいないベンチに座った














心にぽっかり穴が空いた感じとはこういうことだ
















でもどんなに辛くても思いつくのは













あれからどうなったんだろうとか














俺が好きなキラキラの笑顔で笑っているのかなとか














あなたは西田さんとなら幸せになれるのかなとか



















いつまでたってもあなたのことばかり












高橋(藍)「くっそっ……」













苺谷「藍くん、、」












高橋(藍)「っ、……あ、苺谷さんどうした?(笑)」










苺谷「無理して笑わないでいいよ」











高橋(藍)「え?……」











苺谷「自分を偽って無理して残るのは何も無いから」











高橋(藍)「っ……」











苺谷「……ほんとはさっきまで私藍くんに告白しようとしてたんだ。」















苺谷「けど…私には藍くんを守ることも幸せにすることも出来ない」










高橋(藍)「っごめん」










苺谷「謝らないで!!私藍くんを好きでいれて幸せだった!ありがとう」









高橋(藍)「……こちらこそありがとう」















苺谷「このままクヨクヨしてたら藍くんでもぶっ飛ばすからね!!泣いていいのは今日だけ!」














高橋(藍)「……ありがとう(笑)」















苺谷さんに背中押して貰えて














やっぱりこのままじゃだめだと思った















当たって砕けろ、俺

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