〇side
最近小山の様子がおかしかった
よく薬を飲んでるし、表情も暗い
もしかして薬に手を出したのか?……なんて思ってる
そして今日この後大変なことになるとは誰も思ってなかった
今日はキンプリとミニ運動会みたいな対決する
収録は長時間続けてあった
次の種目は大がかりのセットを使う、そのため準備をしていると小山に異変があった
□「うっ……」
急にうずくまってうなりだした
□「あぁぁぁぁ」
♡「慶ちゃん?どうしたの?」
手越が小山に近づくと……
□「邪魔だどけ!」
手越を押し倒し大きなセットにぶつかりそれが倒れてきた
近くにいた玄樹くんも手越を助けようとして巻き込まれた
▽〇「手越!」
キンプリ「玄樹!」
神宮寺「誰か救急車!!」
▽「早く!」
ス「はい!」
スタッフが救急車を呼んでるあいだに、2人をセットの下から救出した
▽「手越!手越!」
神宮寺「玄樹!玄樹!」
2人はぴくりも動かなかった
□「……」
小山は黙ったままコソコソ何かをし始めた
そのことに永瀬くんも気づいたみたいで
永瀬「小山先輩?何してるんですか!!」
岸「廉近づくな!危ない!」
小山はカッターナイフを握っていた
そしてそれを自分に刺そうとした
永瀬「先輩やめてください!」
永瀬くんは必死に止めようとしたそして近くにあったロープを切ってしまい
俺の上にものが落ちてきた
▽「シゲ!」
キンプリ「先輩!!」
みんなの声を最後に目を閉じた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!