第43話

付き合ってる?
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2021/03/28 10:00
午後の授業は、終始ぼーっとしていたと思う。


私がおっぱを好きなのは一緒に住む前から多分バレてて。

誤解からの嫉妬までしておっぱに泣きついて。

怒ったりして慰められて。

海で深い話もしたし、おっぱの家族のことも少し聞けたし、家族御用達の旅館にだって連れて行ってくれた。

夜は甘い言葉もたくさんもらって、"彼女"って言葉に意識して。。

だけど、やっぱり、言われてない。


おっぱって、私のこと好きなの?

本当に私たち付き合ってるの?

もしかして、また私が一人で突っ走ってるか…

もしくは私に合わせて付き合ってくれてるの?


せっかく幸せの絶頂だったのに、考え始めると止まらない。

そこまで大きな不安ではないけど、なんだかモヤモヤして。

はっきりさせたいし、もう勘違いはしたくない。

おっぱに聞きたいけど、、、

スマホのカレンダーを確認する。


今日から続けて当番かぁ…

またすれ違いの生活になりそう。
予想通りなかなかおっぱとゆっくり話せないまま1週間が過ぎた。

その間に試験も返されみんなで一喜一憂し、今年度の登校も残り少なくなる。

春休みになったら、ソアとソジュンとたくさん遊ぶ約束をした。

もちろんおっぱとも出かけたいけど、社会人に春休みはないもんね…。

こういうところでも、ちょくちょく年齢差を感じて少し凹む。

でも、一緒に住んで顔を合わせられるだけでも良しとしなくちゃ。

今日も雨の中一人戸締りをして眠る。
おっぱが帰ってくるのは明日の朝……
きっと私が家を出た後だろうな。

そんな風にいじけながらも、身体が暖まってくるとすぐに夢の中へ入って行くことができた。

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