第16話

ご褒美ありきの
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2021/02/24 10:00
you
ソア!大変!!
ソア
何、進展あり!?
朝一番の会話がコレ。

恒例の昼休み相談会は、もちろん今日も屋上で秘密裏に開催されます。
ソジュン
へぇ、それってデート?
you
だよね?
ソア
だよね?
ぎゃーーと興奮しながら2人で抱き合ってる私たちの間に、冷静な声が遠慮なく刺さってくる。
ソジュン
でもあの人彼女いるんでしょ?
そうだった…

ソア
彼女のことは何かわかったの?
you
いや、何も…
ソア
一緒に住んでるんだからいつでも聞けるでしょ!?
ソアの剣幕にびびりながら、だって…と言い訳する私。
you
おっぱといるだけでなんかこう、幸せ?というかドキドキしちゃって…全然話したいこと話せないんだもん。。
ソジュン
わぁ…
ソア
かわいいかよ。
お弁当を広げながら、おっぱも同じお弁当食べてるんだよなぁとか考えながらまたニヤニヤした。
you
とにかく進展とかじゃないけど…
テスト頑張ったご褒美にどこか連れてってくれるっていう、その気持ちだけで十分!!
ソア
あなた…
ソジュン
じゃぁ今まで以上に頑張るしかないな?
you
うん!いい成績残しておっぱにご褒美いっぱいもらうぞー!
ソア
ん〜かわいい♡あたしも一緒に頑張るからね!!
ソジュン
じゃぁあなた、理解度図るために俺に勉強教えたらいいと思うよ。
you
あはは、いいよ勿論〜!
ソア
お前は1人でやれ。
ソジュン
いつものことだろ〜
そろそろ昼休みが終わる。
バレる前に早く退散しなくちゃ。

みんなで片付けながら勉強会の予定を立てた。
you
明日までバイトあるから、来週からは毎日放課後勉強しよ!
ソジュン
毎日…しんど
ソア
あなた土日は?
you
土日は…どうだったかな
おっぱの予定を頭の中に思い出してみる。
明日まで日勤でそのあとは当番と非番が続いてたような?
you
今夜連絡する!
そこまで言うと予鈴が聞こえてきた。
ソジュン
急ぐぞ
3人で急いで屋上から出ると、ちょうど階段下にこわくて有名な音楽の先生が。


「お前ら…そこ立ち入り禁止だろ?」
ソジュン
やべっ、鉄仮面
you
わぁぁすいませんん、、
ソア
ユンちゃん見逃してっ!!
「全く…」

先生のため息を聞きながら、私たちは急いで教室へと向かった。

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