朝一番の会話がコレ。
恒例の昼休み相談会は、もちろん今日も屋上で秘密裏に開催されます。
ぎゃーーと興奮しながら2人で抱き合ってる私たちの間に、冷静な声が遠慮なく刺さってくる。
そうだった…
ソアの剣幕にびびりながら、だって…と言い訳する私。
お弁当を広げながら、おっぱも同じお弁当食べてるんだよなぁとか考えながらまたニヤニヤした。
そろそろ昼休みが終わる。
バレる前に早く退散しなくちゃ。
みんなで片付けながら勉強会の予定を立てた。
おっぱの予定を頭の中に思い出してみる。
明日まで日勤でそのあとは当番と非番が続いてたような?
そこまで言うと予鈴が聞こえてきた。
3人で急いで屋上から出ると、ちょうど階段下にこわくて有名な音楽の先生が。
「お前ら…そこ立ち入り禁止だろ?」
「全く…」
先生のため息を聞きながら、私たちは急いで教室へと向かった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。