第42話

疑問
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2021/03/27 11:47
もちろんお泊まりの夜は何事も起きず…

お風呂でおっぱにがっつり心臓を奪われた私は、ドキドキしてほぼ寝れなかった。

そのおかげで次の日は観光した後、帰りの車で爆睡してしまった私。

がっつり家まで寝てからやっと起こされた。
Jk
よだれ出てる
you
え"っっっ!
急いで口を確認したけど、出てなくて一安心。
you
ひどい…
Jk
いびきかいてた
you
ウソでしょ!!!
Jk
ふっ…気持ち良さそうに寝てた
you
すいません…。。
おっぱが優しく笑うから、なんだか調子が狂う。

車を家に置きにいくというおっぱと分かれて、部屋まで2人分の荷物を運んだ。

おっぱが帰ってくるまでに、ちょっと早いけど夕飯の準備でもしとこうかな…

冷蔵庫を開けて食材のチェックをしようとすると、スマホが鳴る。
you
あっ!!忘れてた!!
店長から連絡で、私のシフトの確認だった。

おっぱとの喧嘩やら旅行やらですっかり忘れてた……
急いで返事をして今週の予定が決まっていく。



その日は2人とも旅行疲れで早く寝て、次の日私は寝坊気味。
お弁当を昨日の残り物で作って当番のおっぱを起こしてから、急いで学校に向かった。



なんとか遅刻せずに済んで、いつも通りの昼休み。
ソアとソジュンが早く話せとこちらを見ている。
2人には心配かけたから、もちろんお泊まりに行くことは言ったけど詳細はまだ話していない。
ソア
それで!?どうだったの!?
you
えっと…色々あった、、///
思い出すとやっぱり顔が赤くなる。

何から話せばいいか迷っていると、ソジュンが口を開いた。
ソジュン
解決したとは聞いたけど、結局お前らが偶然見た人は誰だったの?
you
あれは…
その後、この休みの間にあったことを全て話した。

あの女性はお兄さんのお嫁さんだったことや、おっぱに彼女がいなかったこと、仲直りして楽しく旅館に行ってきたこと…。
ソジュン
…で、
ソア
ワンチャンあった?
you
っ!ないよ、ないない!!///
ソア
え〜なんだぁ
ソジュン
彼女いなくてあなた誘って、何もないのかよ!?
いやぁ、何考えてるかわからん……
you
ん、、なんか、私が卒業するまでそういうのはしないって……///
ソア
えっ!?そう言ったの!?
ソアの声にいつもながら驚いて、少しだけむせた。
you
うん、言ってたよ?
ソア
じゃぁ2人は付き合い始めたのね!?
おめでとう〜!と興奮しながらバンバンとソジュンを叩くソアに、私は疑問を抱いた。
you
や…付き合っては、ない…?
ソジュン
どういうことだよ笑
ソア
え、だって家族にも話したんでしょ?あなたと住んでること。
you
うん…そう言ってた。
ソア
それで夜は卒業までお預けって言われたんだよね?
you
う、うん…お預け…?
うん…////
ソアの言葉のチョイスは毎回何故かドキドキしちゃう。
ソア
それはもう彼女でしょ!?
…確かに。
旅行の夜、確かに彼女って言われた気がする。

誘惑失敗したけど、彼女としてはーー
って言葉をおっぱに言われた。

だけど、だけどね?
you
私、好きって言われてない。
ソジュン
あん?
パンを頬張りながら変な声を出すソジュンと、眉を顰めて私を見つめるソア。

彼らにもう一度、自分でも噛み締めるように言った。
you
私、好きって言われてない!!

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