第11話

誤解
918
2021/02/19 11:00
you
はっ⁉︎///
私が顔を赤くするのを見て、今度はぷはっと吹き出して笑う。
Jk
嘘に決まってんじゃんw
you
最低…
ほんと、最悪な冗談。

こっちの気持ちも知らないで。。
Jk
なに、期待した?
you
バカおっぱ!!
早く変わって!!
無理やりおっぱの腕を引っ張って外に出し、私が中に入った。

その後は急いでシャワーを浴びて、替えの下着を忘れたので制服だけ着て外に出る。
ちょっとスースーして落ち着かない。
you
お先に…
様子を伺うと、上半身裸のままおっぱがテレビを見ていた。
you
ちょっと…服着ててくださいよ
Jk
あ?お前が言える立場?
人のこと追い出しといて。
you
いや、すいません…
そろそろっと自分にあてがわれた衣装ケースの前に行き、新しい下着を出す。
さすがにここで履けないから、おっぱがシャワー行くの待ってるんだけど、なかなか動かない。
you
おっぱ、シャワー浴びないの?
Jk
浴びる
you
え、いつ?
口だけで全く動かないおっぱに痺れを切らして、私がシャワールームに行こうとすると。
Jk
いやいや、俺使うって
と声をかけてきた。

だったら早く使ってよ!!

じっと見つめていると、おっぱが不審がって聞いてくる。
Jk
何、なんかあんの?
you
いや、別に…
バレたらまたからかわれるに決まってる。
Jk
てか、早く下着着れば?
you
えっ⁉︎////
気付いてたの!?!?
you
な、何言って…
Jk
その後ろに持ってんの。
バレバレなんだけど
どうやら背中に隠してたつもりだったけど、おっぱにはお見通しらしい。
you
気付いてたなら、早くシャワー行ってくださいよ…
Jk
はいはい
そう言って怠そうに私の横を通っていく。

自分がノーパンなのがバレていると思うと、何もないのに何故か緊張した。

早く入って欲しいはずだったのに、緊張のせいで何故か自分から声を発してしまう。
you
あっ、ソジュン…大丈夫だったかな!?
Jk
扉に手を掛けて閉めようとしていたおっぱの動きが止まる。
you
おっぱ、何か知ってますか?
Jk
や、特に。
you
そっか…心配だな、、
私がそう呟いたのを聞くと、おっぱが背を向けたまま言った。
Jk
昨日の、早速男とかやるじゃん
you
えっ?
思いがけない言葉に、聞き返すことしかできなかった。
Jk
友達いますって豪語してたけど、彼氏?
you
や、あれは…!
Jk
優しい奴じゃん、よかったな
私が説明する前にそう言い切って、バタンと扉を閉めた。
you
なに、それ…
ほんと、、私の気持ちも知らないで…

でも知らないからこそ言えるんだよね。
やっぱりおっぱは私のこと何とも思ってない。
本当に保護者として一緒にいるんだ。


そもそも、彼女持ちだし…
なに凹んでんの。もう前向きになるって決めたのに。
少し出てきた涙を手の甲で拭いて、持っていた下着を素早く履いた。

一刻も早く家を出たくて、私は初めて朝食もお弁当も用意しないまま学校へ向かった。

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