Jungkook side
正直、この一言で
てひょにひょんに抱く感情が変わった
そんな奴なんだな
そんなてひょにひょんに俺は呆れたんだ。
ひとりでいさせるのも不安を抱かせるだけ
そう思った俺は風呂に浸からずシャワーだけを浴びた
相当、悩み込んだんだろう
そう考えると、無意識にぬなを寝室まで運んでいた
@ 寝室
🛏 ぎしっ
ぬなをベットで寝かせ
夕飯を食べていない俺は
夕飯を作りにまた下へと向かった
@ キッチン
と、献立を口に出してしまう癖
どうやらこの癖はぬなと一緒らしい
お腹をぐーぐー鳴らしながらも
夕飯をテーブルまで運んだ
そして、カレーライスをひと口
口に入れようとした瞬間
📱 ぶるぶるぶるぶる
微かに振動が聞こえた
頭をかきながら
振動のなる方へと向かう
ぬなのスマホの画面には
恐ろしい程の不在着信と家督の量だった
案の定、
送り主は “ てひょん ” と書かれていた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。