Jungkook side
無視していても
夜、うるさいだけだから
俺はてひょにひょんに返信しようと思った
なんて、半信半疑で解いてみたら
不意に少し笑ってしまった
ぬなに怒られるのではないかと
少し恐怖心を抱きながらも
てひょにひょんとのトーク画面を開いた
🐯『 あなたどこに行ったの?』
🐯『 出てってなんて言ってごめんね 』
🐯『 ドユン世話すんのに忙しかったんだ 』
ひょんからの家督を見てみれば
ほぼ同じ内容のものが何度も送られてきていた
🐯『 ドユン1回起きると
泣き止まないからさ 』
🐯『 俺、子育て初心者だし 』
🐯『 何してあげればいいのかよく分かんなくて 』
🐯『 ドユンを起こさないように
するのに必死だった 』
『 ひょん。もうヌナのこと忘れてください 』
『 その3人で幸せな家庭を築いたらどうですか 』
『 “ ヌナの子 ” の父親には俺がなるので 』
この時の俺はまだ知らされていなかった
ぬながひょんに妊娠していることを
まだ伝えていなかったことに
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。